何故かは分からないが懐かれた。【ツイステ】

30.苦労人 ページ31

何はともあれ、フロイドくんからも解放され、中庭に行こうと歩いていると

「せんせ〜！一緒にご飯食べよ？」

ケイトくんに声をかけられた

「あーごめんね、他の子達のところも断ってるから今日は無理かな」

「へえ〜他の子って？」

「オクタ」

「察した」

2人で菩薩顔になる

「おや？お呼びですか先生」

「あーあ来ちまったよ」

「そんなにオレらと一緒がいいんだね〜♡」

「さっき1人にしてくれるって言ったじゃん」

「1人にしたじゃないですか」

「え、もしかして今の数分もない時間のこと？」

「…？それ以外に何かありますか？」

心底不思議そうな顔をして言うジェイドくん

「えぇ……ていうかなんだかんだ言ってジェイドくんもキャラ濃いよね」

「ふふ、そうですか？照れます」

「あー今のは褒めてない、かな」

強制的にさっきの席に戻され双子に挟まれるように座らされた

「アズールくん」

「すみません僕では止められないです」

「そうだよね。ほんと苦労してるな君も」

お互いしんだ魚のような目で話す

「おや、それはまるで僕たちが苦労をかけているような言い方ですね」

「実際そうでしょ…」

「せんせえ頭撫でて〜？」

ここは幼稚園かな？？

「私幼稚園の先生じゃないんだけど」

「…？知ってるけどぉ？それがなに？」

「先生は面白い冗談を仰るのですね」

くすくすと笑いながら言う双子

…これダメなやつか

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