No.12 怒り ページ13
____2年A組…の目の前の廊下
「…で、こっからどうすんの」
「何も考えてません」
「知ってた…あ、シルバー発見」
「彼、あまり人と喋っていたりする印象がないんですよね」
「シルバーは…だいたい寝てるだろ」
「あぁ、なるほど」
その時だった
「なぁ、ラッセル〜今回も課題、見せてくれよ」
話しかけてきたのは1年生の頃から同じクラスで俺を成績が優秀な奴くらいにしか見てないような奴
毎回自分の苦手な教科の課題を写させろと言ってくる
正直ウザイ。こっちは今A組の手を見ているのだ。
邪魔すんな!!!!
確かに俺は元々優等生みたいな感じだったけど!!!
「悪いけど後ででもいいかな。今は取り込んでいて」
「はぁ?どこがだよ。ぼーっとしてるだけだったじゃねぇか、それとも俺に逆らうのか?」
なんでそんなに自分に自信があるのかは分からないがこいつは異常に俺に逆らうのか?って言ってくる
お前さては末っ子だな???
…と、偏見はここまでにしよう
ジェイドがコソッと話しかけてきた
「シルバーさん喋ってます」
シルバーが先生と喋っていたのだ
やっぱり声綺麗だった
「おい!!聞いてんのか!!」
「だああああ!!!!うるっせぇんだよ!!!取り込んでるっつっただろうが!!!!課題くらいいつでも見せてやるから黙って教室で待ってろクソが!!!!!!!」
つい本音が出てしまった。
だいぶ大声で言っちゃった…どうしよう
目の前の奴を見ると目に涙を浮かべていた
「……え」
タッタッタッと走ってE組の方へ行ってしまった
「泣いてましたね」
「泣いてたね…どうしよう、ジェイド、俺いじめられるよ。いじめられたら俺に関わらなくていいから定期的に手の写真送ってね…」
「まず助けを求めるのが普通かと」
「俺、俺、まだ手と声に一喜一憂してたいよぉ!!!」
哀れみの目を向けられた
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ぴよぴよ(プロフ) - よるさん» ですよね!!ピアノ弾いてる手とかずっと見てられます笑。モストロ・ラウンジにグランドピアノとかあったらはちゃめちゃにいいな…とか考えながら書いていました (2020年8月2日 21時) (レス) id: a7b0dad548 (このIDを非表示/違反報告)
よる - ピアノ弾いてる手とか好きですよ(^ν^)偏見だし想像だけどオクタは絶対ピアノ似合う( ˙-˙ ) (2020年8月2日 21時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぴよ(プロフ) - しのぶ様ああああさん» 監督生「ヴッッッ」 (2020年7月23日 18時) (レス) id: a7b0dad548 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ様ああああ(プロフ) - ぴよぴよさん» それを 私が 背負い投げ (2020年7月23日 17時) (レス) id: 1793c12bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぴよ(プロフ) - しのぶ様ああああさん» 監督生は それを 受け止めた (2020年7月23日 17時) (レス) id: a7b0dad548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよぴよ | 作成日時:2020年6月11日 13時