『振られた話』（GL） ページ2
私は同性愛者だ
もちろん、今恋愛的な意味で好きな友達がいる
理解してくれる人は多少いるが、馬鹿にしてくるような人が多い
いつも仲良くしてくれていた友達は「同性愛者だなんて、気持ち悪い」と言って離れていった
だけど私は諦めなかった
陰口に耐え、友達の好きなタイプになれる様、たくさん努力した
「…来てくれるかな」
友達の靴箱に、手紙を入れた
放課後、屋上に来てください、と
放課後が待ち遠しい
…………
「用って…何？どうしたの？」
不思議がる表情で、こちらを伺っている
「あ、あの…私！」
声が震える
「好き、です…付き合ってください…」
振られちゃうよね
「…ごめん」
やっぱり
「私、好きな男子居るんだ」
そうだよね
「だから…付き合えない、ごめん」
鼻の先がツン、とする感覚に襲われる
「やっ、やっぱり、そうだよね」
涙をグッと堪え、笑顔を作って見せる
「…もう帰るね」
あの子がドアから出て行く
「うぁ…あぁ…やっぱり…だった…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
涙が溢れる
地面にシミができる
やっぱりわたしには振り向いてくれないんですね
恋の神様。
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夜春1106(プロフ) - 長月うつぎ (元すず奈)さん» わわ…有難い言葉…！有難うございます！ (2020年7月23日 20時) (
レス) id: b1f506c10c (このIDを非表示/違反報告)
長月うつぎ (元すず奈)(プロフ) - 小学五年生……小学五年生！？ 簡潔な文章がすごく素敵です、文才がすごい……！ (2020年7月23日 20時) (レス) id: 4ea0892fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜春1106 | 作成日時：2020年7月23日 13時
