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#２ ページ2
この武器に惹かれたのは、たまにはいいかな、って言う理由ともう１つある。
多分、こっちの方が大きいだろう。
この武器は、昔俺が地下でゴロツキだった頃、一緒にいた奴の中に、この武器の天才がいた。
そいつは体も小さければ、力も弱いのに、なぜかこの腕だけは確かだった。
俺がパチンコに手を伸ばそうか迷っている時だ、
店にいたカップルの女の方が、先にパチンコに手を伸ばした。
女「私、これ大得意だよ！」
男「はーあ？どんな趣味してんだよ」
男は冗談だろ、と笑って言った
女「買おうかなー！でも、もう使うことなんてないよね」
そう言って女は元あった場所にパチンコを置いた
今の女のセリフが妙に引っかかる。
「もう使うことなんてない」…
過去に使わなければいけない状況下にあったのか？
それに、この武器が得意な女なんてそうそういないだろう。
過去に何か悪いことでもしていたのか？
俺はその女の顔をさりげなく見た
少しの期待を持ちながら…
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作者名：チチュ | 作成日時：2017年8月9日 22時
