-失血- ページ13
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音が玄関に近くなり俺は隠れるのをやめて玄関の前に立った。
ナナシが出てきたらあの母親を拘束してナナシを逃がしてやる。
そう思っていた。
ナナシの母「つぅかまぁえたぁぁあ！」
『ああああああああぁぁぁッッッツ！』
ナナシの母「死んじゃえ…死んじゃえ…死んじゃえッッツ！」
カール「ナナシッ！」
俺は咄嗟に玄関のドアを開けようとした。
だけどドアは当然鍵がかけられて開けられない。
ドスッドスッドスッという鈍い音と共にナナシのうめき声が小さく聞こえた。
『うっ…あ"あ"あ"っ…かはっ……ゴホッ…』
俺は一心不乱にドアをこじ開けようとした。
しばらくして、ドアが勝手に開き、ナナシの母が虚ろな目で出てきて包丁を２本持ったまま出てきた。
ナナシは玄関で至る所から血を流して仰向けで倒れている。
ナナシの母「死んじゃった…死んじゃった…あの子は死んじゃった…はは」
俺は今にもナナシの母を殺しそうだった。
だけど今はナナシを助けることが優先でナナシを抱き上げて病院に連れていこうとした。
するとナナシが『もういい』と小さくか細い声でいった。
『もう僕……眠りたい…ゆっくり…カールの腕の中で…』
カール「だめだ…ダメだダメだ！ナナシ、まだ死ぬなよ！」
『もう無理だよ……ぼくはもう…しぬ………もーひとつよーぼーついかね』
血を吐きながらナナシは懸命に俺に話す。
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猫夜桜((シラキ(プロフ) - え、ヤバイもん見つけてしまった、え、ぁ、え、え、えぇ！？神小説すぎやしないか？書籍化されてもいいぐらいwwwwてか文才ありすぎか← (2019年3月21日 0時) (
レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 続きが気になります…！あと、オリジナル作品になっちゃってますよ (2019年1月3日 3時) (レス) id: efb1da94dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五ハマってるやつ | 作成日時：2019年1月3日 2時
