+喰種、飛ぶ_3_+ ページ6
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傭兵_side
「だ、誰だこいつ…子供？」
二階に誰かが登っていくのが見えて話しかけに行ったら知らないやつが２階の床で寝ていた。
こいつから尋常じゃないほど強い血の匂いがしている…服装はかなりボロボロになっているし戦争かなにかに巻き込まれた子か？
所々怪我をしているし怪我の度合いはかなり酷いものもある。荘園の主が迷い込ませたんだろうか…。
と、とりあえず起こしてみんなの所に連れてくか。
あの若作りジジイ(ジョゼフ)に連絡を取らせよう。
「おい、こんなところで寝ていたら風邪ひくぞ」
『ん………あや…と？』
眠そうに目を擦りながら少年は起きる。
寝ぼけた少年が呼んだあやと？と呼ばれる人物はこの子の友人か家族だろうか…引き剥がされたというわけか。
読んだ名前は日本人だ、誘拐され売られたのか？
「俺はナワーブ。傭兵だ、辛かっただろう、もう大丈夫だ」
『ひ、ひと！？ご、ごめんなさい！すすすぐ帰るからCCGに保護とか頼まないで！』
CCGってなんだ…？
攫った組織の名前かなにかか…？
「CCG…？よくわかんねぇがお前が嫌がることはしねぇから安心しな」
『ほんとに？よ、良かった。じゃあぼくこれで…』
安堵した表情をしてすぐに少年は俺から逃げるように立ち去ろうとする。
このマップから外に出るなんて不可能だ、出ても俺たちサバイバーの屋敷かハンターの屋敷に行き着く。きっと今以上に混乱してしまう。
「お、おいこのマップに帰る場所なんてないぞ？ここは隔離された場所だ。俺が元の場所に帰れるようにしてやるからついてこいよ」
そう言えば少年は困ったような顔になってしばらく悩んでから『お願いします』とついて来てくる事にしてくれた。
保護はできた、あとはみんなとあのジジイの所に行かなきゃ行けねぇな…。
【ハンターが近くにいる！】
と丁度イライがチャットを飛ばしてきたので1階テントに少年を連れて向かう。
途中で少年がメリーゴーランドに乗りたいと言い出したので1周だけなと言って乗せてやったらとても喜んでいた。
メリーゴーランドから下ろして1階テントに向かおうとした時、後ろから声をかけられた。振り向くとノートンとイソップがドン引きした目で俺を見ていた。
「ナワーブさん…貴方隠し子が居たんですね…」
「ゲームに子供を連れてくるなんて…その子誰との子？」
「2人とも地面に埋めて欲しいのか？」
あとでアンドルーにシャベルを貸してもらおう。
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第五にはまってるやつ(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！遅い更新ですがどうか気長にお待ちくださいm(*_ _)m (2021年2月5日 2時) (
レス) id: 14b9ab2e56 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 内容がすごく好みです！続き楽しみにしてます、頑張ってください！！ (2021年2月4日 12時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五にハマってるやつ | 作成日時：2021年2月1日 0時
