+喰種、恋人_38_+ ページ41
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『出て行って、そこで居て!分かった!?』
「赫子はずるいですよ!」
鱗赫でイソップを拘束して風呂場から強制的に追い出す。赫子を分離させイソップが何かしないように拘束したまま放置。
これでひとまず安心。
ギャーギャー何か言ってるけど無視して冷めた体を温めなおしてから服に着替え風呂場から出る。
「これどうなってるんですか、離してください。動けないじゃないですか」
『赫子を分離させたの。拘束しないとまた“イソップ”風呂場に来るでしょ…』
「恋人ならいいのでしょう?ジェイが言ってました、恋人なら一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たりセッ_『うるさいその言葉喋ったら追い出す』それは困ります」
本気でしゅんとするのやめてよ全く。
まだ一応成人はしてない、未成年に手を出すのダメでしょ…というか男同士でできるのか謎なんだけど。
『そーいった変なことはしないから。したら直ぐに切ってやる』
「我慢しますよ、添い寝ぐらいは許してくださいね」
『それならいい。今日は疲れた、寝る。来て』
「へっ…いいんです?」
『僕の抱き枕になってくれるんでしょ?向こうのみんなは抱き枕になってくれる。イソップお風呂入ってるみたいだし寝る気で来てたんでしょ…電気消すよ』
お風呂に入った匂いがしてたから元々僕の部屋で寝る気だったんだろうね…用意周到な事だよ。
電気を消してベッドに潜り込む、イソップの身長が大きいからすっぽりイソップの胸に収まった、なんか凄く落ち着く。父さんみたい。
久々に背の高い誰かと一緒に寝るの久々だ…暖かい。
「小さいですね、可愛い」
『ぶっ飛ばすよ?』
「抱きしめたままできるんですかね…」
『ちょ、抱きしめないで、ぅぐ』
ギューッと抱きしめられて身動きが取れない、喰種特有の力を使えば簡単にぶっ飛ばせるけど寝床で暴れたくは無いので好きにさせる。
あまり嫌な感じもしない…むしろムカつくほど安心する。なんな眠気が一気に来た、眠い。
『先に寝ても変なことしないでね…少しでも変なことしたら飛ばすから!』
「ふふ。分かってます、何もしないので安心して寝てください」
『ん。それでいい、おやすみ』
「おやすみなさい」
イソップの体に手を回して“抱きついて”眠る。
なんか落ち着く、いい夢が見れそう。
あれ、頭、撫でてるの?
優しくイソップが頭を撫でてくれてる、気持ちいい…ムカつくけどすぐ寝れる…。
頭を撫でられながら僕は眠りにつく。
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第五にはまってるやつ(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!遅い更新ですがどうか気長にお待ちくださいm(*_ _)m (2021年2月5日 2時) (レス) id: 14b9ab2e56 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 内容がすごく好みです!続き楽しみにしてます、頑張ってください!! (2021年2月4日 12時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:第五にハマってるやつ | 作成日時:2021年2月1日 0時