#The story of 12.5__ ページ37
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『ｷｨｨｨｯ!!!ｷｨｯ，ｷｨｨｯ!(ナイチンゲール！話が違うだろ！)』
ああ、ほんとに人の言葉が喋れなくなるのは不便だ。
今僕はナイチンゲールへ激怒している。
鳥の姿でいなきゃあの化け物に特定されてしまう…シドの加護に頼らなきゃいけない。
イソップを連れて変.態教授が寄って来ないように出かけたかったのにイソップは外出を嫌がった。
あの教授の観察に行こうと思ったけど珍しくナイチンゲールの部屋のドアが開いていたから文句を言いに乱入した。
僕が来たことに驚いたナイチンゲールはすぐに部屋のドアを閉めて窓のカーテンも閉めた。
「気が付かれますよA様。言いたいことは十分理解しています…一時的に人語を話せる道具を使いますので30分ほど喋れるようになります」
奇妙な玉を取り出してナイチンゲールは僕の近くでその玉を落とした。
そんな便利なものがあるなら早く使ってよね…。
加護の影響で声も手足も鳥のようになっちゃって少し不便。
あ、僕の自慢の灰色の目はあの化け物に印を付けられたから抉りとった。
『あ…ああー。ほんとに喋れるんだ…ありがたいね。ナイチンゲール…君たち荘園は安全な場所の提供をしてくれると言ったよね？なんてあいつがいるのさ！』
「申し訳ありません…何らかの予期せぬ事態が起きまして…」
『予期せぬ事態って…即刻あいつをこの荘園から追い出せ！』
「手続きをしておりますのでしばしお待ちください」
ここから出ていくまで監視してなにか異変があればすぐに僕が……。
とりあえず今は気が付かれてないみたいだし平和に行こう、あまり動くのは良くない。
『早めに頼んだよ、ドア開けてくれる？』
僕がそう頼むとナイチンゲールはドアを開けてくれて僕はそのまま部屋を出てあの教授の部屋に向かった。
まだこの時僕はアイツが動いていることに気がついていなかった。
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ひまわり(プロフ) - お兄ちゃんめちゃくちゃ可愛いです。幸せなエンドもあってどっちも好きだけどツンデレなイソップには兄さんと幸せになって欲しいな(*^_^*)ほっこりしました (2020年9月21日 17時) (
レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とっても感動しました！面白かったです！ (2020年8月29日 10時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五にハマってるやつ | 作成日時：2020年8月6日 6時
