【第五人格】それぞれの愛情【男主】 (ページ40)

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+_さん_なな_+ ページ40

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リアルで悪役になってしまったのでもしかしたら学校退学するかもです。
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傭兵_side

さっきまで完全に人を殺る目をしていたのに今は死んだ目をしていて生気が感じられない。

あんなに気味悪い笑みを浮かべていたのに今はただ前を向いて指示に従うだけの機械みたいになっちまっている。

エミリーか言うには今の状態が元々の人格らしくさっきのやつは精神的ストレスで作り出されストレスから逃げるための人格らしい。

作り出された人格は異常なほど作った本人を好いていてかなり危険な性格をしているから出てきた時は気をつけろと言われた。

危ない方のやつはイソップを敵視していたけど一体何があったんだ？

こっちの本人格はイソップと仲がいいのか？

「なぁなぁお前、イソップと仲良いのか？」

『ぉ…にぃ…ちゃ……なか……わる…ぃ……で……す…』

虚ろに感情のない声で答えるチビ。

「そうか…」

どっちもイソップとは仲が良くないようだな…でもこっちの方はさっきのやつのように殺意がないから大丈夫だろう。

そう思っているとエミリーがチビの手を優しく掴んだ。

「Aさん、手で腕を引っ掻くのは辞めてちょうだい…。血だらけにまたなっちゃったわね…変えるわ」

『…ご…め…さい…』

チビは俺たちに見えないように腕を引っ掻いて傷を作ろうとしていたらしい。

さっき変えたばかりの真っ白い包帯がまた赤く染ってしまっている…本人は無意識で引っ掻いたみたいだった。

こりゃ誰かがついていねーと心配だな。