【第五人格】雪の日だけに現れるサバイバー【男主】 (ページ31)

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＊_そのご_＊ページ31

〆〆

バタンっ！

赤い部屋のドアが閉じる。

今までぼくはなにを？。

ああ、確かこの部屋の主に毎日会っていたはず。

あの子は病気で亡くなってしまった。

可愛らしい子だったなぁ…。

赤い部屋はもうあかない。

雪みたいに解けてしまう、なんて言ってたっけ…触られるのを極度に嫌ってて。

“数回”しか行けなかったけど楽しかったなぁ…。

本当に数回だったっけ？

エミリーさんにあの子を治して貰うよう頼めば…。

でももう過ぎてしまったから仕方ない、今はゲームに集中しなきゃ。

このことは記憶の片隅にそっと閉まっておこう。

とても大事なことを忘れている気がする。

でもきっと気のせいだ。

その後僕はたまに行ってはあの子のことを思い出した。

何故か楽しかったという記憶しか覚えていなかった…それでも懐かしいと思える。

突如いなくなったあの子…。

__本当は自分が消したんじゃないの？__

そんな声がたまに聞こえるけど僕は無視した。

記憶がどんどん改ざんされていくことに気がつかず僕は今日も赤い部屋に1人で向かう。

あの子の名前はなんだっけ？

思い出せないけどきっとまた思い出せるはず。

さ、早く行かナキャ…。

_本当の記憶はもう彼には残ってない_