【第五人格】からっぽ少年【男主】

＊伍話目＊ ページ6

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無事に屋敷に戻り僕はハンターさん達の屋敷に行く。部屋が特別にハンターさん達の屋敷にあるからね…。



部屋に帰れば1人になる。



みんなには悪いけれど部屋の中に霊が入ってこられないように結界を貼っている。もし何かあったら大変だから…。



幽霊さん達は全員いい人という訳ではなく悪い人も当然いる。


恨みが強すぎて生者に害をもたらす厄介な幽霊さんは沢山いる。



寝込みを襲われて複数回乗っ取られかけたことがある、それに懲りて僕は部屋には必ず結界を貼るようにした。



仲のいいみんなに僕を呼ぶ時は壁を叩いてと伝えた。大切な話がある時は結界を解除して部屋を解放する。



部屋に入るとベッドに横になろうとした。



その瞬間未来が見えた。



新しいサバイバーの人と会話をする僕。



怪我が多くなって痛々しい僕。




抜け殻になった体を見つめる僕。




輪廻転生できず赤の教会でさまよう僕。




きっと未来は変えられない。



いつもなら未来は変えることができる。そうならないよう動けばいい話。



だけどこの未来だけは確実にやってくる。



僕は確信した。この運命を受け入れるしかない。




僕が死んだって誰も何も思わない。




所詮他人なんだから…。







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