信徒たち___ ページ8
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次の日の朝、Aは何事もなかったかのように目を覚ました。
いつも通りに目覚めて俺に笑顔で『おはよう』と言た。
昨日のことをAに話すとニコニコしながら楽しそうに俺に話をしてくれた。
『昨日ね、寂しいなぁって思ってたら女の子2人が突然現れて僕の話し相手になってくれたんだよ。とっても面白くていい子だったんだぁ……また来てくれるといいな』
「だめだ、A。絶対にその子供に会わないでくれ」
『え?なんで?』
「きっとその子供達は魔女の手下だろうからだ」
『えぇ…いい子達なのに…』
ぷーっと頬を膨らませてAは文句を言う。
俺が頭を撫でながら「俺が代わりにいるから寂しくないだろ?」と言うとAは俺に抱きついて『離れないでね』と言ってきた。
「当たり前。離れるわけないだろ」
『ふふ、良かった。ずっとカールと居たいなぁ…永遠に一緒に居たい…』
「死んでも離れないから大丈夫だ」
『死……かぁ……死を訪れないようにすれば…ふふ』
「A?」
『なんでもないよ、カール』
そう言ってAは俺の頬にキスをした。
さっきのAの言葉がとても気になったがただの“独り言”と思って気にしなかった。
『不老__死に____なればカー___居ら___…別___くていい…ふふっ』
俺が少し部屋を開ける時、Aが小さな声で何かを言った。
どうしたか尋ねてみたせどAは一切答えなかった。
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あかり510 - ワァァァァァァァアア!!!!好き!!!!!!!!! (2021年1月31日 15時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(あさぎ)(プロフ) - すごく面白くて気に入っている作品です!!続きが気になるんじゃあ…((更新頑張ってください、応援してます!! (2019年2月26日 5時) (レス) id: 280c76801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:第五ハマってるやつ | 作成日時:2019年2月1日 1時