伝説の実況者 (ページ6)

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5日目ページ6

Fate siten

俺は姫さんを連れて病院へと向かった。

だが、後ろを見るともう悲しみで溢れていて今にでも泣き出しそうだった。

そして俺達は無言、一切、一言も話さず、発さず病院についてしまった。

ちはやさんは今も手術中で、コーダさんがその前のソファに座って悲しみの表情で待っていた。

コンコンコン

姫さんのヒールの音に気づいたのか、コーダさんは無理やり頬を伸ばしたような、不自然な笑みを俺達に向けた。

コーダ「座ってまだまだかかりそうかだら…」

Fate「ありがとうございます」

姫「………」

コーダ「姫ちゃん？でいいかな？俺はコーダよろしくね」

姫「…あっ！はい！よろしくお願いします」

あれから何時間経っただろう…もう分からないくらい時間が経った頃、手術中というランプが消えた。

三人「！」

ガラガラガラガラ

音が響く中、俺達はちはやさんに目を行かせた。

そこには静かに気持ちよさそうに寝ているちはやさんの姿があった。

そして執刀医、医者が出てき、コーダさんに話を始めた。

コーダ「そう…ですか。ありがとうございました。」

コーダ「Fate君、ちょっと」

Fate「はい」

コーダ「ちはや君、もう…ゲームは出来ないかもね… じゃあ会いにいこ…」

Fate「？！」

そんな意味深な言葉を言い、ちはやさんひ病院へと音を鳴らしながら歩いて行った。