__弐__ ページ6
.
.
落ち着きたい時や1人で居たい時はいつも
縁側で座り月や星を見上げる。
月を見て何も考えずぼーっとしてるのが日課になりつつある。
しばらく眺めていると後ろの障子が開いた。
煉獄「ここにいたか」
『あ、ごめんなさい起こしちゃいましたか…?』
煉獄「いや、勝手に目覚めただけだ!」
『ふふ、そうですか』
煉獄「こんなところにいたら冷えてしまうぞ?」
そう言って軽く持ち上げられ後ろから抱きつかれる。
『少しぼーっとしたくなって笑』
煉獄「そうか!俺が温めてやろう、好きなだけここに居るといい!」
『はい!ありがとうございます』
ぼーっとしてる間はなにも話しかけずに居てくれる
何を言わずに手を握れば何も言わず握り返してくれる
凄く心地がよかった。
すると彼は口を開いた。
煉獄「A。」
『はい?』
煉獄「……Aは俺が守ろう。だから…俺から離れないでくれ。」
そう言って抱き締める力が少し強くなった。
なんだか珍しかった。
あまりこういうことを言わない人だから少し不思議だった。
『もちろんです。私はずっと煉獄さんのそばに居ますよ』
と言って後ろにいる彼に体を預けた。
134人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこぺろ。 | 作成日時:2021年10月16日 14時