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『え、と…



もしかして、お父さんと名前が一緒のおじさん…?』






小さい頃の記憶をそのまま伝えるとさらにお腹を抱えて笑いだす始末に。





河「んだよそれ…!!


俺、お前の中でそんなレッテル貼られてたわけ?ww



てかおじさんって、俺まだ32なんだけど。」







『そ、うなんだ。



全然分からなかった』






河「まあ、全部龍牙っちから聞いてるからさ。



今日で辞めていいよ。」








お疲れ様、と頭を撫でられ自然と頬が緩む。








あ、そういえば… と何か思い出したような表情の龍河さん。






河「お前の知ってるやつ、まだここにいるぞ?」






『へ?』






突然の言葉にぐるぐると考える。





知り合いなどいないはずだし、誰かにどこかで会った記憶もない。






分からず首を傾げれば、





大きな声で、






河「来羅!」






と叫ぶ。







ねえほんと待って。





私まだ今の状況についていけてない。





まるで一つの映画を見ているようだ。









来「A様の専属メイドでございます。




ここでは慣れた口を利いてしまい申し訳ありませんでした。」





ふわ、と笑みを浮かべ頭を下げる来羅…








『え、ええぇ?!!!』




そういえば入ったとき思ったわ!!




(あれ、この子なんかどっかで見たことあるな)って思ったわ!!




あれからだいぶ時間経ったけど、新しい家行くまでは毎日身の回りの世話してもらってたわ!!





なんで気づかないんだよ私。






ドラ○モーン。




タイムマシン貸してぇぇ。




過去に戻って初めからやり直すぅぅ




過去の私に来羅のこと教えたいぃぃぃ





来「龍牙様からの使命でA様の見守りとしてこちら、Auroraに派遣されました。」






『ええ、私のために…』



汗がつう、と伝う。





河「んで、来羅はどうすんだ?




このまま働くわけ?」






タバコに火をつけ灰皿を手繰り寄せる。





オーナーってこんなんだっけ。






いや、だいぶ前に私の中の今までのオーナー像はガラガラと崩れ去った。









.

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珂穏(プロフ) - 退会してしまわれたのでしょうか?さっき一気読みしてとても楽しく読ませて頂いていたので悲しいです。またいつか会えることを願っています! (2022年2月3日 18時) (レス) @page29 id: 011a9201d8 (このIDを非表示/違反報告)
堅治 - 続き楽しみにしてます!!!更新頑張ってください! (2020年6月13日 1時) (レス) id: 537f2d3d49 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ - 続き見たい (2020年6月1日 15時) (レス) id: 9ee991fc40 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2020年2月24日 20時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこばなな - 続きが気になる…(T_T)はいきうランドは!?復讐は!?更新求ム!!!! (2020年1月24日 18時) (レス) id: c696327d14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青羽 | 作成日時:2017年1月13日 17時

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