裏切られた暗殺者はマフィアに拾われました。５

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業「うわ、あいつらまた…」




『大丈夫だって。


今のうちに舞い上がらせといて後からズドーン！って感じだからさ』





業「う、うん…？」





わけわからんという顔をするカルマは放置し某トークアプリを開く。





A及川ー既読

及川徹なに、どしたの?

A今暇だよね既読

及川徹断定しちゃってるよね?!
まあ暇だけど

A今から私の体操服持ってきて。水かけられて超寒い既読

及川徹は、なにそれ。
わかった今から行くね。

Aあざっす既読





『よし、おっけー



てゆかなんでいんの？』





理由は分かりきっているけど一応聞いてみる。





業「ん〜？



Aが教室いなかったから抜けてきただけ」





ゲームの画面に視線を落としながらさらりと爆弾発言。





そこはサボりって言えよ。





『なんだよ、カルマって私のこと好きすぎじゃん！』









まあどうせ「自惚れんな」とか「自意識過剰乙〜」とか





酷いこと言うんでしょ？！！






わかってましたよはいはい！！！






と内心思いながらカルマの顔を覗き込む。






業「っ、馬鹿なんじゃない」







片手で顔を覆うカルマ。




隠し切れていない耳は真っ赤だった。







『な、んで照れてんのぉ？！』







釣られて私も赤くなる。





業「急に変なこと言うからじゃん。



あーびっくりした」






『え、なんかごめん』






訳もわからず謝るとバシッと頭を叩かれる。






『いった、あー今ので脳細胞死んだわ。



どうしてくれんの』







運がいいのか悪いのかチャイムが鳴り響く。






業「タイミング…w」





おい、ボソッといったつもりか。バレバレだ。







『さて、戻るか。』






業「濡れたまま戻る気？」





『うん、及川に持って来させるのも作戦のひとつだからさ。




花川に及川徹っていうイケメン(見た目だけ)の存在を覚えさせないと。』







多分見覚えあるだろうけどね、Auroraの前で会ったことを覚えてたら…






張り付く冷たい制服にぶるりと身体が震える。






そろそろ着くというメッセージを確認した後カルマと保健室を後にした。




○○○○○○○○○○○

オチアンケートとります！


オチアンケート


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