【Hazbin Hotel】赤い鹿と赤い犬は仲が悪い【アラスター】 (ページ15)

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13.就職したページ15

それから数分____

さっきからずっと「入れ」『嫌だ』の押し問答の繰り返しだ。いい加減折れて帰ってもらいたいというのにヴァレンティノは諦めが悪いしなかなか引いてくれない

お互いイライラし始めて俺もいい加減終わらせたい気持ちでいっぱいになって来た...どうすれば終わらせられるか考え、思いついたのは

『俺はもう新しい就職先を見つけたんだよ!!』

ｳﾞｧﾚﾝﾃｨﾉ「...は？」

これしか無かった。

けど意外にも効果的だったらしく、ヴァレンティノは動きがピタリと止まり間抜けな声で大きな目をぱちくりさせ俺の顔を見て固まっている。それほど衝撃的だったのか

ｳﾞｧﾚﾝﾃｨﾉ「...お前みたいな奴がか？冗談はやめろ」

ｱﾗｽﾀｰ「冗談じゃありませんよ」

ｳﾞｧﾚﾝﾃｨﾉ「『ｯ?!』」

何処からか現れたアラスターが俺の腕を掴もうと手を伸ばしたヴァレンティノの手を弾き、俺を自分の方へと引き寄せてきた。あまりの急な出来事に、いつも隠している耳と尻尾がﾎﾞﾝｯと音を立てて現れる

『アラスター！お前何処からｯあといつも脅かすなって言ってるだろ！』

ｱﾗｽﾀｰ「うちの大事な従業員が引き抜かれるなんて黙って見ていられませんからねェ」

ｳﾞｧﾚﾝﾃｨﾉ「HAHA!!A!!まさかお前の飼い主がラジオデーモンだなんてな!!」

『黙れ虫けらが』

キラリと光る金色の歯を見せつけるように大きく口を開けて笑うヴァレンティノに強く殺気を向け、体を大きくさせるとまた口の中にチョコをねじ込まれる

チョコをやれば大人しくなるとでも思ってるのかコイツは。というかどこから出した