【Hazbin Hotel】赤い鹿と赤い犬は仲が悪い【アラスター】 (ページ13)

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11.抜け出しページ13

____あの日から数日後

短い間に色々と起きた。俺が呼んだ悪魔が職務放棄して遊んで軽い火事をおこしたり、チャーリーと一緒に買い物に行ったりエンジェルとハスクの3人で飲み交わしたりした。ニフティーはずっと俺の肩に乗って行く先々についてくる

まぁついてくるって言っても部屋行ったりする程度だけど、それでも本人は楽しそうに笑ってるので俺は気にしない。昔からそうだったからな

『...とはいえ、こんなに大人数なのは初めてだからちょっと疲れるな...』

ニフティーには悪いが、トイレに行ってくると言ってホテルを抜け出して来た。1人で居た期間が長かったせいかあまりに人が多いと耳が痛くて一人の時間が欲しくなる

今は元住んでいた城に来ている。必要最低限の物しか持って行かなかったからほぼ城の中はそのまま。古い城だから主に岩で作られてて、コケは生えてるしキノコも生えてる。隙間風は酷いし穴も空いてて木の板で塞いでるだけだ

オンボロな城だし毎日使ってるのはこの一室だけだけど、もう何百年もここに住んでいるから1番安心する。アラスターは犬小屋だなんだと言うが、それでも俺はここが好きだ

ﾎﾞﾌｯとベッドに倒れ込むとベッドに置いてあった本が跳ね上がりドサドサと床に落ちる。ちゃんと片付けなきゃな、ホコリも凄い。綺麗好きな奴に片付けさせるか...

『ほら、仕事だ。綺麗にしろ』

「ﾜｶﾘﾏｼﾀ」

久しぶりの1人の時間は落ち着くな...