【Hazbin Hotel】赤い鹿と赤い犬は仲が悪い【アラスター】 (ページ12)

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10.就職ページ12

『.....はぁ〜.....分かったよ...その代わり友達とか客人が来るならちゃんと教えとけよ。馬鹿だから知らない顔の奴は容赦なく襲うぞ』

暫くの沈黙の後、俺は受け入れる事にした。どうせ断ろうものならアラスターが脅しをかけてくるだろうし、目的の為なら人が嫌がることをやる奴だから

大きめのため息を零す俺にチャーリーは嬉しそうに目を輝かせて抱きついてきてヴァギーから睨まれる。なるほど、ここはデキてるのか

ありがとうありがとうと頬ずりまでしてくるチャーリーを引き剥がしヴァギーに引き取って貰い暖炉まで歩いて指笛を鳴らす。すると暖炉の中で軽い爆発が起こり黒い小さな物体が5匹ほど飛び出し体を震わせて体に付いた煤を振り落とす

これが俺の契約した悪魔達(1部)だ。まだ大人しくて警備に向いている奴らを選んだが、それでも手のかかることには変わりない

いきなり知らない場所に飛ばされて困惑してるのか、ワタワタと走り回った後全員俺の足にしがみつく。それを見てチャーリーは可愛いと1匹に触ろうとするが威嚇されてしまう

『お前達、命令だ。今日からこのホテルを警備するんだ。ホテルに近づく知らない奴は排除しろ』

「「「「「ｷｨｯ!!」」」」」

『よし、行け』

ﾁｬｰﾘｰ「凄い！とても賢いのね！」

ﾆﾌﾃｨｰ「アレ悪い子?!」

すぐさま俺から離れた5匹は順番にチャーリー達の顔を覚えてまわり、次はホテルの隅から隅まで記憶していく。5匹同じ場所を覚えるからなにか不審物があればすぐに気づくし報告も速い

『じゃあまぁ、これからよろしく頼む』

こうして俺はまた前職と似た様な仕事に就いた