【Hazbin Hotel】赤い鹿と赤い犬は仲が悪い【アラスター】 (ページ11)

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9.お願いページ11

『んで？俺は一体ここでなんの仕事すればいいわけ？』

ｱﾗｽﾀｰ「それはホテルの警備員です！貴方の出す下僕達が役立ちます！」

エンジェルやヴァギーの質問に答えた後、クルクルと髪を弄りながら俺を連れて来たご本人に目線をやれば椅子に座った状態から影になり、俺の隣に出て来て肩を抱きラジオマイクをクルクルと回す

俺の下僕...契約した悪魔達のことか。確かに数は多いし俺の命令には必ず従う

だが落ち着きがないのと俺から離れないので俺はあまり呼び出したくない。乗り気じゃない俺をアラスターはニタニタと笑っているのを見てムカついたので肘で殴ろうとすれば軽く避けられた

『お前...それ分かって言ってるか？』

ｱﾗｽﾀｰ「勿論です！ですが彼等は貴方の命令には必ず従うでしょう。貴方から離れ、このホテルに近付く不審者を排除するよう命令なさい」

『いてｯ、なんでお前に命令されなきゃなんねぇんだよ』

ﾌﾟﾆｯと俺の鼻を長く細い指で押しグリグリとした後軽くデコピンされる。デコをさすりながら睨むとこのホテルを守るためだと言われた

ｱﾗｽﾀｰ「エクスターミネーションが半年後になったのは貴方も知っているでしょう。恐らくチャーリーは天国でも目をつけられているでしょうからその時にこのホテルも狙われるはずです。そこで！Aの下僕達を使いたい！」

『だからってなぁ...』

ﾁｬｰﾘｰ「お願いA！それに人は多い方が楽しいと思うの！」

『ぅ"...』

曇りなき眼で見つめられ両手を握られる。俺はこういうのに弱い...下心の無い純粋なお願いほど断った後の表情に罪悪感を感じる

チャーリーの後ろにいるアラスターは思った通りに物事が進んでるんだろう、いつもより楽しそうに笑ってる

アラスター.....謀ったな.....