*.+ﾟアクアリウムと流星群*.+ﾟ【あんスタ】【深海奏汰】 (ページ40)

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最終試験ページ40

「それじゃあ面接を始めようか。そこに座って」

『はい…』

さっきの面接とは違い面接独特の緊張した重い空気が漂っている。心臓も今までの試験とは違いバクバクとなっている。

それに天祥院さんの重圧というかなんというかオーラが凄い。もしかして…こうていって…皇帝のこと…？

「じゃあ最初の質問をしようか。何故流星隊のマネージャーに？動機は？」

これだ。これこそ私が受験のときに体験した面接だ。

『はい。流星隊の仲睦まじい姿を見てこのユニットは楽しい時も辛いときも、どんなにすれ違うときがあっても5人で力をあわせて頑張っていると感じたためです。私もそんな流星隊の一員に慣れたら…と思ったのがきっかけです。』

「ふーん…でも全員とあったのは今日が初めてだよね？何故アイドルに詳しくない君がそんなことを言えるのかな？」

鋭い質問に少し動揺したが…落ち着いて答える。

『逆にアイドルについて全く知らないからだと考えています。ファンとしての観点ではなく、一人間として、第三者として冷静な目で見れたから彼らの魅力にいち早く気付かされたのかと…』

確かに私はアイドルについて何も知らない。彼らがどんなに過去を過ごしてきたのか、どんな辛いことがあったのか、逆にどんなに嬉しいことがあったのかも。

私が知っているのはテレビで流れている一部でしかない。

でもそんな私にしかできないことがあるはず…今日の体験を通してそんなふうに考え方が変わっていた。

彼らの…

そう、流星隊のおかげで

「そうなんだ…………君は深海くんのことがどれくらい好きなの？」

『はい、えっと…はぇ？』

「こうていさん？」

「あはは冗談だよ。そうだね…合格かな」

合格…？本当に！？やった！！

『ありがとうございます！』

「まあこれからも観察はしていくけどね？」

「じゃあよろしくねマネージャーちゃん」

『よろしくお願いします！』

今日から私のマネージャー生活が始まるんだと思うとドキドキとワクワクが同時に舞い上がってきた。