*.+ﾟアクアリウムと流星群*.+ﾟ【あんスタ】【深海奏汰】 (ページ32)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:19,448 hit

緊張ページ32

『あの！先程はここまで案内していただきありがとうございました！』

紫之さんという方の所まで行き深々と頭を下げて一礼する。

「いえ大丈夫ですよ高峯くんから聞きました、今日マネージャーになるための試験の日だったんですね！」

『はい…！緊張します…』

「頑張ってください…♪応援してます」

優しい心地のいい声を聞いて少し緊張がほぐれた。
この方は私にとっての女神かもしれない。

「では失礼します」

女神様が去っていくと再び私の体に緊張が舞い戻ってきた。鼓動が早くなるのを感じる。もうバックバクだ。

私の口の中はサハラ砂漠のように乾き手の汗は滝のように流れている。

試験なんていつぶりだろう…高校受験ぶり…？

緊張で頭が真っ白になりそうだがなんとか持ちこたえる。

奏汰くん達はどうやらまだ準備中のようだ。

この待っている時間が地獄のようだ。

ここまで緊張するのは奏汰くんのせいでもある。

人のせいにするのは良くないけど奏汰くんが推薦してくれたならきちんとやり遂げないと！という使命感に奮い立たされている。

「よし！準備ができたぞ！試験開始だ！」

守沢さんの声元気よく返事をし、ゆっくりと深呼吸をし呼気を整えた。