*.+ﾟアクアリウムと流星群*.+ﾟ【あんスタ】【深海奏汰】 (ページ3)

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アクアリウム① ページ3

今日も私はあおうみ水族館に来ていた。

最近は期間限定のかなてぃ人形が売られていて一日一人一個なので毎日買いに来ている。

もちろん水族館に来ているのはかなてぃのだめだけではない。

クラゲやペンギンアクアリウムにサンゴ礁…全てが大好きだ。その中で一番のお気に入りは大水槽、ここは大きな水槽でいろんな種類の魚を堪能できるからだ。

魚達にうっとりして眺めていると今日も彼が話しかけてきた。

「Aさんこんにちは～きょうもきてくれたんですね♪」

『あ！こんにちは館長さん！』

彼はこの水族館の館長兼マスコットのかなてぃの中の人だ。
しかもこの人はあおうみ水族館の館長だけではなくアイドルもやっていて流星隊というユニットに所属している。

私は彼のことを勝手に館長さんとよんでいる。
何も言ってこないからたぶん黙認されてるのだろう。

「きょうはどんなごようですか？」

『あ、今日も限定のかなてぃ人形を買いに…あと…お魚さんを見に来ました！』

本当は「館長さんに会いに来た」と言うところだったが言葉を飲んだ。
ここは水族館なのになんてことを言おうとしていたんだろうか…

「そうなんですね～いいこいいこ…♪」

そう言うと館長さんは頭をなでてくれた。
館長さんに頭を撫でられるとなんだか特別な気分になる。別に私だけが撫でてもらってるって訳ではないはずだけど幸せになる。今まで辛かったことを忘れてしまうような癒やし効果がある気がする。

私はその瞬間がたまらなく好きだった。

「おーい！奏汰！！」

私が癒やしに浸っていると突然後方から館長さんを呼ぶ声大声が聞こえた。