涙が6粒 ページ8
ライムside
嘘……だろ?何で……なんで俺は治癒魔法が使えない。何で俺はただの治癒魔法が使えない、戦う事でしか意味が無い獣人なんだ。クソッ!!何で俺はいつも大切な人を守れない!!そんな自分が憎くて意味も無い涙が溢れでる。
ラ「……っ!ユキを……ユキを助けて下さい。俺が何でもしますから……!せめてユキだけでも……助けて下さい!殴っても、蹴ってもいい……だから!お願い……します……っ!」
目の前で呆然と立ち尽くしている4人の人間に言った。らしくない。でも、ユキの為なら俺は何だってする。たとえ、殴られても、蹴られても……殺されても。それが今の俺に出来る事だから。命を懸けて俺はユキを守り抜く。
そんな時、頭上から声が聞こえた。
赤「……当たり前じゃないですか。俺達は貴方達のような暴力を受けている獣人を保護する団体です。何があっても助け出します。それが俺達です。」
黒「そうだ、俺達は暴力を振るう為じゃない。助けに来たんだ。絶対に……死なせねぇ。」
゛何があっても助け出します゛
゛絶対に……死なせねぇ。゛
その言葉が嬉しかった。前の主は絶対に助けてくれなかった。いつも言われたのは……
゛死ね゛ ゛出来損ないが ゛
゛誰もお前らなんか愛してくれねぇよ゛
悔しかった。こんな主に買われたのが嫌だった。降ってくる言葉はそんな憎しみが込められた言葉だけだった。でもコイツらは違かった。俺達に希望をくれた。生きる希望を。
赤「早く車に乗って下さい!急いで!」
黒「急げっ!って、うおっ!?」
トサカ頭の奴に向かって飛んできたのは、剣。ギリギリで避けたていた。道を塞ぐ黒いローブをかぶっていて、鳥みたいな仮面を付けた敵。あっちはもう本気だ。仕方ない、俺も本気出すか。
ラ「おい、そこの金髪の男。ユキを預かっててくれ。俺が殺る。」
月「え、チョット!」
ユキを金髪の男に預け、心を落ち着かせる。俺は床に手を付き、呪文を唱えた。
ラ「我が体に宿りし黒き熊よ。我に赤き魂を燃やし、体を委ねよ。封印解除、いでよ!鬼熊!」
( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )( ˙ᵕ˙ )
あー!←明日7月2日俺が卒業した中学校で運動会があるんですよ!それが楽しみで楽しみで……←
はーやーくーあーしーたーにーなーらーなーいーかーなー!
俺の可愛い後輩よ、待っていろ!
あ、ちなみに俺中学は美術部でした☆←(うへペロ♡)
それでは!
next!→
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作者名:烏野の11番 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月23日 22時