第 5 4 話 ページ13
_Aside_
_屋上
俺はグレンに屋上に来るように言われたため、一緒に呼ばれたらしいシノアと屋上にいる。
『俺は、優とミカを取り戻す。吸血鬼のとこに殴り込みに行くときは、シノア…一緒に頼むな。』
シ「あれ?少し前まで仲間なんかいらないっなんて、言ってませんでしたか?」
た、確かに言ってたけどさ…
『一人で優とミカ助けるのは無理だろ…。だから、助けてよ…な?』
そう言い、シノアに手を差し出す。
シ「はぁ…まぁ、仕方ないですね。 仲間 ですから」
溜息をつきながらも、ちゃんと手を握ってくれる。
グ「何だ何だ〜。朝からおてて繋いで逢い引きか?」
あ、グレンだ…
『おい、グレン。お前が呼んだんだろうがよ!』
グレンは眠そうに頭を掻きながら
グ「うるせぇな…。第1、俺が教える必要ねぇんだけど…。シノアと三葉はできるし…」
あえ? そうなのか?
俺はシノアを見る。
シ「まぁ、そうですね。私、普段から鎌持ってないでしょ?でも、どこからとなく鬼と武器を具現化しちゃいまーす。でてきて、しーちゃん。」
シノアがそう言うと、鎌が出てきた。
『これが、具現化か…』
シ「そうでーす。契約した鬼を外に出して特殊な能力を使えるようにした状態です」
『なら、俺も阿修羅丸を外に出せるのか?』
グ「それは鬼による。武器使用者に取り憑いてより強くするタイプか、外に出て特殊な力を使うのが得意なタイプか」
なるほどなぁ…
阿修羅丸はどっちなんだろ。
グ「ちなみに俺は前者だ。使用者に取り憑いて、より強くしてくれる。」
それが憑依化か…
グ「よし、んじゃ…次の段階に進むか見てやる。刀を抜いて鬼呪を発動しろ。戦うぞ。」
グレンの言葉を合図に鬼呪を発動し、グレンに斬りかかった。
が、簡単に受け止められた。
グ「(いってぇ…) じゃあ、次は鬼を憑依させる。 俺に憑依しろ、真昼…」
シ「真昼…?」
グ「一撃でも受けきれたら褒めてやる。」
先ほどと同じようにグレンが斬りかかってくる。
俺は受け身の体制をとったが、グレンが一振りするだけで屋上から吹っ飛ばされ、落ちる←
『くそ〜、あいつ…めちゃくちゃとばしやがって!!』
俺は急いで元に戻ろうと動いた。
『やっと戻ったああ!!外壁に刀刺して戻ろうとしたら壁に傷つけんなって衛兵にすげえ怒られたんだけど!!』
シ「あっは〜。Aさんはいつも間抜けですね〜」
シノアがそう言ったとき、三葉、君月、与一が来た。
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作者名:ホットミルク | 作成日時:2018年5月24日 0時