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第 5 3 話 ページ12

_Aside_


暮「はっ、大丈夫だ…。二人とも黒鬼所持者。傷の治りは早いからな…。」


そういうことじゃねぇんだよ…


『少なくとも、グレンはこんなことしない…』


暮「はは…そうなのか。だから彼はいつまでたっても俺に追いつけない

ああでも、お前の選択肢は正解だったよ。あっさり俺の手を取りに来たら俺はお前を殺していた。だがここで俺に取り入らないのは…

お前はどこにも所属していないからだろう…なら、もう帰っていいぞ」


あいつがそう言うと深夜って奴がくすりと笑った。


深「あはは。いやー、すごく嫌なところでしょう?ここ」


俺はそいつの言葉を無視して、君月と与一を連れて部屋を出た。


外に出ると、グレン、シノア、三葉が立っていた。
俺はすぐさまグレンのところに行き


『おいグレン!!お前、全部説明しろ!!あと俺たちに仲間でいてほしいなら、ちゃんと、鬼呪装備の使い方を教えろよ!!馬鹿が!!」


俺がそう言うと、グレンはすこし口角を上げ


グ「もちろんだ…」


そう言い、軽く頷いた。






_阿修羅丸side_



Aは、やっと自分のことを少し知った…みたいな感じかな?


_やぁ、今暇〜?


阿「何で君が出てくるのかな?」


_ひどい、言い様だなぁ…。どっちみち、僕はAの中にいるんだからさぁ…。いつでも君のことを見てるよ♪


阿「あ、今日は そっちの方 なんだね…」



_そうだよ〜。あの子は今、気持ちが高ぶってるからねぇ…



こいつの喋り方…気に入らない…



阿「ねぇ…そろそろ、教えてくれないかな? Aのこと…」



僕がそう言うとくすくすと笑うあいつ。

ムカつく…



_まぁだ、ダメって言ったでしょ? 大丈夫、後からちゃんと教えてあげるから…。



また、誑かされた。
こいつはいつもAのことを話したがらない…。



_じゃあ、また後でねぇ〜



そう言い、姿を消すあいつ。


A…気をつけてね。
君を利用しているのは、人間だけじゃないからね…。





ねぇ、A…


















君は一体、何者なの?

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作者名:ホットミルク | 作成日時:2018年5月24日 0時

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