第 ３ 話 ページ4
＿Aside＿
とりあえず優を追いかけて俺たち家族が住んでいるところに来た。
案の定優がいてくれて助かった。
探すのめんどくさいからな…。
俺は優の隣に黙って腰掛けた。優は黙ったままで俯いていた。
俺はふと、ミカや他の家族のみんなと会った四年前のことを思い出した。
＿＿＿＿＿＿四年前
俺と優は親に捨てられ、百夜孤児院というところに連れてこられた。
先生がここではみんなが家族だと言っていたが、その時の俺は家族は優だけでいいと思っていた。
そんな俺たちに1番に声をかけてくれたのがミカだった。
ミ「やぁ、僕はミカエラ。よろしくね優ちゃん、Aちゃん。僕らはこれから家族だ！」
そう言って手を差し出すミカ。
その手を俺は無視し、優は払いのけた。
優「家族なんかA以外にいらねぇ。馴れ馴れしくすんな！！ 俺たちは親に殺されかけたんだ！ お前らとは違ぇんだよ！！」
そう怒鳴る優。俺は隣で黙って俯くことしかできなかった。
すると＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ミ「へー、大変だったんだね。でも、僕も一緒だよ。僕も親に殺されかけたんだ。」
優「は？」
『えっ？』
思ってもみなかったミカの言葉に俺と優は、驚いた。
すると、俺たちの周りに他の子達が集まって来て
「僕はね、親に捨てられたの！」
「私はお父さんとお母さんの顔、見たことないよ！」
などを言ってくる。
ミ「ここに居る皆、悲しい思いをたくさんして来たんだよ。」
少し寂しそうにそういうミカ。
ミ「でもー、僕らは寂しくありません。なぜなら優お兄ちゃんとAお兄ちゃんが来てくれたからでーす！」
ミカがそういうと皆笑顔で俺たちに抱きついてくる。
俺と優は驚いたが、その子たちに抱きついたり頭を撫でてあげたりした。
優は、怒鳴ってごめんなと謝ってたな。
次の日から俺たちは家族として、だんだんと絆が深まっていった＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ある日、いつものようにみんなで遊んでいると、
院「う゛っ！」
いきなり院長先生が血を吐いて倒れた。
そこからだ…
地獄が始まったのは………
．
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邪答院つるる(プロフ) - コメント失礼します！面白かったです！第19話の所なんですが、クルル・ツェペシの所をクルル・チェペシになってしまっています。 (2018年11月18日 18時) (
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作者名：ﾎｯﾄﾐﾙｸ | 作成日時：2018年5月17日 22時
