【終わセラ】二人の吸血鬼_ｾﾗﾌ_ と一人の人間_ｾﾗﾌ_ 【男主】 (ページ25)

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第２３話ページ25

＿Aside＿

グレンが剣を刺してから胸が締め付けられる感じがするのに、

与「え、み、みんな…どうしたの？」

なんで与一は全然平気なんだ？

くそ、こんなんじゃ…

＿＿＿苦しいかい？A？

(え、だ、誰だ？)

＿＿＿このまま鬼の力に負けたら君は鬼呪装備をもらえない

つまり吸血鬼を殺せないよ？

(んなの、分かってんだよ…。)

＿＿＿力を貸そうか？

(そんなの、いらねぇ…。
誰か分かんねぇけど、これは俺1人の力で乗り越えないと、意味がねぇんだよ！！)

＿＿＿あはやっぱり君は強いね分かった今回は力は貸さない

でももし必要になったらいつでも言ってね

グ「よし、じゃ今意識がある奴、見込みがある。あと立ってられた奴、お前らは優秀だ。『黒鬼』シリーズに挑戦させてやる。」

グレンが剣を抜いていた。
あの声はなんだったんだ…？

グ「立っていたのは、君月、与一…A。おい、Aどうかしたか？」

『あ、いや別に…なんもねぇよ。』

グ「あっそ…。あとお前は倒れろよ。」

シ「あはは～♪」

グレンとシノアが愚痴愚痴笑顔で言い合っていた。

なんだあれ…(呆)

グ「あ、そーだ。与一。」

与「は、はい！」

グ「お前、心の安定は確かだが、鬼を受け入れられるかは分からない。それでも、やるか？」

『お前は帰れ与一。ここはお前みたいな優しい奴が来るところじゃない。』

俺は与一のことを思って、考えてることを言った。

与「僕は……」

与「僕はやります！！鬼を受け入れて見せます！！」

与一はそう言い切った。
かっこいいとこあるじゃんこいつw

．

グ「ここだ。ここにお前らが望んでいる最上位『黒鬼』シリーズの武器がある。好きな武器を選んで儀式陣に入れ。武器に触れたら自動で契約の儀が始まるように出来てる。」

おぉ…本格的だ。
これが最上位の鬼。『黒鬼…』

君「もし、鬼に負けたら？」

グ「人喰いの鬼になるか、鬼の力に押し潰されて死ぬか。人喰いの鬼になったら俺が始末するから、どっちみち死ぬな。」

グレンの言葉に、俺は興奮を隠しきれない。

『いいねぇ。そういうのを待ってたんだよ。家族を、優とミカを殺した吸血鬼どもを皆殺しにする。俺はそのためだけに生きてんだ！』

俺は１つの武器(剣)の前に行き…

『俺に力をよこせよっ！！クソ鬼が！！！』

剣を引き抜いた。

．