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「このワインは美味しいわよ〜…私の勘に間違いはないわ」
「コレッ、アレですか、真逆フランスですかッ」
「待て、待てよ、まだ。良しって言うまでだめよ」
今日の夕飯は真司作の餃子だった。真司の得意料理らしい。
そして、機嫌が良いらしい叔母サンが、今日はワインを空けてくれた。
餃子にワインって合うものなのかしら。ワインは好きだし、叔母サンも真司も嬉しそうだし、止める気はさらさらないけれど。
「さーあ蓮ちゃんにはこの大人の味がわかるかしら」
叔母サンが蓮のグラスに注いで、自分のグラスに注いで。真司が、待ってましたとばかりに口を開く。
「じゃあ、かんぱーい！」
「「『かんぱーい！』」」
真司の音頭に、上機嫌でグラスを持ち上げる。
カチン！と景気いい音がなって合わさったのは＿＿四つのグラス。
「……」
残りの一つは、蓮の手元から動かないまま。
「あーこの餃子、俺の自信作！」
「え、そうなの？」
「ちょっと、食ってみて」
凍った空気を打ち破るように真司が言って、餃子の入った皿を持って立ち上がった。
そして、私達の皿に餃子を乗せる。
「真司君って料理上手いよね〜」
「でもさ、片付けは下手だよね」
『はは、言えてる』
私達の会話に抗議を示しながらも、優衣、叔母サン、私と乗せて。最後に、蓮の皿へ餃子を挟んだ箸を伸ばした時。
「…」
「！」
蓮はわざとらしく、箸の下から皿を移動した。
「…」
しばらく睨み合って、再び真司が餃子を乗せようとすると、今度は皿をひっくり返す。
……そこまでする？
「お前なぁ！」
「ちょっと、」
『そんな意固地にならなくなって…』
「マァマァ、いいじゃないのぉ、」
流石にキレる真司と、窘める優衣。殆ど同時に私も口を出せば、それらに被せるように叔母サンが言った。
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みーちゃん - 龍騎本当大好きなので本編沿いの小説がでてくれてうれしいです！これからも頑張ってください！応援してます！小説を書いていないので大変さは分かりませんがファイトです！ (2022年10月25日 19時) (
レス) id: ee873f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ますこ - 龍騎、大好きなので楽しんで読ませて頂いてます！これからの更新も楽しみにしてます！ (2022年10月17日 20時) (レス) id: 0698efded3 (このIDを非表示/違反報告)
okaka - 今、ちょうど龍騎を見ているのでとても楽しく読んでいます。この作品でとても癒されています！大好きです！！ (2022年10月16日 21時) (レス) id: 87b1e34c00 (このIDを非表示/違反報告)
いとこんにゃく(プロフ) - 好きすぎて一気見しちゃいました…ほんとに大好きな作品です；；これからも応援してます…！ (2022年10月16日 5時) (レス) id: ebebe27350 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なちなちこ。 | 作成日時：2022年10月9日 22時
