真選組の医療班に居るまじめちゃんは戦闘民族【銀魂】

・ ページ13

新八「…そ、それじゃあ僕達帰りますんで、」

屁怒絽「いやいや、ゆっくりしていってください。今、軽くつまめるものを用意致しますので。」



ここは、ヘドロの森の中。
キッチンに立つのはヘドロ。
ヘドロは大きな包丁を研いでいる。まるで日本昔話のよう。

室内に招かれた万事屋全員が思った。
「「つままれる。このままでは確実に。」」


銀時が重い口を開いた。

銀時「…あのヘドロ様？いや、ヘドロ伯爵。」

少しでもヘドロの機嫌をとろうと、万事屋は必死である。

銀時「あの…おもてなししてくれるのは嬉しいんですが、さっき父が危篤との連絡が入りましてすぐ帰らなきゃ…」

どうしても帰りたい万事屋。
この場から逃げようと思いつく言い訳をぶつけてみるも…

屁怒絽「なんですって！どうして早く言ってくれないんですか？あの、心配なんで、僕も行っていいですか！！」


万事屋は思う。

「「地獄の底までついてきて俺達を危篤にするつもりだ！」」



銀時「あの…やっぱいいです。けっこうどうでもいい親父だったんで。」

ヘドロの機嫌を損ねぬよう細心の注意を払い断る。
とぼけた断り方だ。



その時、全員の気持ちを新八が代弁した。

新八「……あの、ヘドロさんってどうしてお花屋さんなんですか？」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す