Story98 ページ8
You side
ついに出ました、疑い100%の相手かつ自分の正体を知られている相手に向ける言葉ランキング(長い)第一位のこのお言葉!!
いやあ、はっはっ(白目)
……笑えねぇわバカヤロウ。
『…そうだなぁ。ここじゃなんだし、移動しながらでも話そうか。』
私がそう話すと、コナンくんは意外だ、とでも言うふうに目を見開いた。
「…なんか、前々から思ってたけど、Aさんってある程度の質問には躊躇なく教えてくれるよね…」
『隠し事は苦手ですので』
「じゃあなんで変装なんて始めたんだよ…」
『……仕方が無かった、どうしようもなかったと降谷A容疑者は述べており、』
「あ、そう言うのいいから。あとそろそろそのマスク外したら?濡れちゃうよ?」
『アッハイ。』
ノリが悪いぜコナンくん……。そんなんじゃ将来蘭姉ちゃんに愛想つかされちゃうよ??あのベルモット公認の天使に愛想つかされるって相当だよ???
まあそうなった際には私が喜んでコナンくんをお嫁に迎えるけど。
てか何気にこの変装マスクのこと心配してくれてるコナンくん大好き。ぜひともお嫁に((
……ふう、落ち着け自分(冷静)
…とりあえず、このマスク脱ごう(決意)
ーーー
ー
江戸川 side
『……さて、どこから話そうかなあ。』
亜月碧咲のマスクを剥ぎ、移動しながら話すAさん。
俺の歩幅を気遣って歩いている所を見ると、根は悪い人では無いのだろうと思う。
『まず、コナンくんは"yarhuu"って言う情報屋は知ってる?』
ふと、そんな事をAさんが言い出した。
「…聞いた事ならあるよ。確か、凄く腕利きの情報屋で、最近はばったり音沙汰がないとか…。でも、こんなこと聞いてどうす……!まさか…!?」
『そう、そのまさか。相変わらず勘がいいね、コナンくんは。その音沙汰がない情報屋yarhuuが、俺。』
_ゾワリ。
全身の鳥肌が逆だった、という表現が一番正しいのだろうか。
凄腕の情報屋が自分の知人に紛れ込んでいたと言うのも驚きだが、何より、Aさんの目を細くして浮かべている微笑みに、全て見透かされているような気さえしていた。
つまり、本能的に体が警戒態勢をとったのだ。
そんな俺に対して、『そんなに警戒されちゃうと傷付くなあ。』と、Aさんが笑い流す。
『コナンくんに隠し事をしてもいずれバレるって事は学習済みだからね。この際言うけどさ、俺、組織に身バレして半ば強制的に組織に編入されてるんだ。』
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とうふ - 続きありがとうございます!赤井さんも落とすとは主人公のお母さん強い… (2022年7月28日 15時) (レス) id: ec5acf9a2a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年6月21日 16時) (レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!楽しみにしてますっ!つづき! (2021年4月5日 12時) (レス) id: 6e70c41ec9 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - とても面白い作品ですね!なんか好きです←ど唐突 (2021年2月17日 7時) (レス) id: af51e6f891 (このIDを非表示/違反報告)
iwa(プロフ) - 戻られて良かったです!更新楽しみにのんびりお待ちしてます。 (2020年12月12日 7時) (レス) id: d46b647962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時:2020年2月24日 16時