コスプレが趣味なんです【名探偵コナン/降谷零】

Story13 ページ15

You side





そのまま頭を下げ続けること数秒。

クリスさんからの返答がないので必然的にこの体制のまま居るんだけどそろそろ地面と熱烈なハグを交わしそう。(絶望)


どうしようか…。相手はハリウッド女優のクリスさん。

もしも風評被害が及んだとしたなら一般人の私では到底払える金額は請求されないだろう。

……ひえっ。
どうしよう、かくなる上は切腹するしか…！！

そう思いながらスっとお腹に手を当てる。


「…何をしているの？」

『えっ、ちょっと切腹をしようと』

「馬鹿ね、刀なんて持っていないでしょう。」

『そうだった』


はっとしながら、これまたスっと腕を元の位置に戻す。

ここまでの流れに乗ってくれるクリスさんが私はしゅきです。


「…フッ。面白いのね、あなた。」

『へ』


えっ、鼻で笑っ……え？？？
色気が凄まじい……ﾎﾞｳｴ←


「…あなたのこと、案外気に入ったわ。今回は見逃してあげる。

また会いましょう、Kittyちゃん？」

『ぴぇｯ……破壊力ェ…』←


そこまで言うと、クリスさんは凄まじい破壊力を残してその場から去って行った。

………何がしたかったんや…(震え)


やはりお美人がお考えになっていらっしゃる事は分からぬ…。

…え？日本語がおかしいって？
やかましいわ。←


『何はともあれ、クリスさんにはもうコスプレしないようにしないと…。』


次また風評被害が及んだ暁には、全国のクリスさんファンに殺されかねん。


『ひょえっ…恐ろしや…』


そこまで考え、ブルっと寒気がしたので深く考えるのをやめた。

人間というのは恐ろしい生き物やのう…。(誰)



…

……。


『…あれ？』


そのまま大人しく帰ろうと元の帰り道を歩いていると、ふとある疑問が浮かんだ。


……あれれ？？
そう言えばクリスさんにコスプレしてポアロに入った時、やけにあむぴ()から毛嫌いされてたような…。


『……あれ？？あれ？？？
もしや安室さんもそっち側の…？？？』


え？？あれれ？？？

そこまで考えた所で思考を停止した。


……やめよ。これ以上は深入りしたくない。


『顔が整っている勢には大体裏があるってはっきりわかんだね！』←

「へぇ、何がですか？」

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