45_JN ページ26
事務所でレッスンを終え、帰ろうとした時。
ふと、今日はAとホソクが動画を撮る日だったかと思い出して、練習室を覗くことにした。
廊下を歩いているとマネヒョンに会った。
どうやらホソクに言われてAを迎えにきたらしい。
JN「僕、車で来たんで一緒に帰りますよ」
MN「ああ、そう？助かるよ、じゃ頼むね」
マネヒョンから2人が練習している部屋を聞いて、その部屋へ向かった。
JN「ホソガ〜Aヤ〜」
練習室からは音楽が聞こえてこなかったので、もう撮影が終わったのだと思いドアを開ける。
すると、そこにホソクの姿はなく、床に座り込んでボーッとしているAがいた。
JN「あれ？Aだけ？…ってA泣いてるの？」
ゆっくりこちらに視線を向けたAの目は赤く充血していて、頬には涙が乾いた跡がある。
JN「A…？どうしたの？」
彼女が泣くことは滅多にない。だから彼女の涙に動揺した。
彼女に駆け寄り、まだ少し濡れている頬を両手で包む。
「ホソクオッパ…」
JN「ホソギ？ホソギがどうかしたの？」
Aが泣くほどのことがホソクに起こったのかもしれない。
「…なんでもないです」
Aはそれだけ言うと、立ち上がって荷物をまとめ始めた。
JN「A？何か困ってるならオッパに言って欲しいんだけど」
ゆっくりAの側に行って体をこちらに向けさせる。
屈んで目線を合わせると、Aは黙って何かを考え、そして言った。
「オッパ、好きってなんですか」
JN「え？」
「好きって、どういうことを言うんですか」
JN「…どうして、それが気になるのかな」
「……ホソクオッパに、聞かれて。好きな人はいる？って」
ホソクの気持ちはメンバー全員知っている。
特に本人からそう言われたわけではないけれど、彼を見ていればわかる。
どうしたら気付かないのか逆に不思議なくらい分かりやすいのに、A本人は気づいていない。
「好きって、なんでしょうか…」
Aがどうしてこんなにも泣きそうな顔をしているのか、その原因はわからない。
でもホソクが関わっていることは明らかで。
これは2人の問題だと理解しているし、僕から言えることなんて多くはないけれど、それでも一つ、Aにわかって欲しいことがあった。
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クロ(プロフ) - あああさん» コメントありがとうございます！イチャイチャが書き足りないのでいつか書けたらと思っております…！ (2022年2月8日 19時) (
レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - すごくキュンキュンしたり、読みながらニヤニヤしてたりしてました笑もし番外編を作る予定がありましたら、また読みたいなと思います！ (2022年2月7日 2時) (レス) @page50 id: 6326bb1af0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - soraさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 始めまして！最近ホビペンになりまして、主様の投稿を見ているとキュンキュンします♡いつも応援してます！ (2021年10月18日 22時) (レス) @page25 id: 4fa3e92ebc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2021年9月18日 11時
