カメラマン ページ8
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ぶすーっとこちらをジト目で見続ける木兎。
……視線が痛い。
「もう、、そんな言ったってしょうがないでしょ。あ、ほら、写真みる?」
そう言ってカメラを取り出す。
木「!見ていいのか!?」
「うん。むしろ見てもらうものだから。」
そう言って木兎にアルバムを見せる。
木「あれ俺これどっかで見たことあるぞ!!」
「んー?どれ?」
これ、と指さされたのはパンフレットに掲載してもらえた校舎の写真。
「ああ、これパンフに乗ってるの。顧問が1番いいからって選んでくれたんだ〜!」
木「ええっ!?お前スッゲェ!!!」
「ふふん、ありがと!」
気分の良くなった私は、他にも受賞できたものやポスターなどに使われた写真を紹介していく。
その一つ一つに目を輝かせてはすげぇすげぇと褒めてくれる。
なんだ、木兎いいやつ!
木「なぁなぁなぁAって人も撮れるんだよな!?」
「うん、撮れるよ?」
あ、待って、今は木兎の考えがわかるぞ?
木「俺のバレー姿撮ってくれよ!!!!」
「ああああやっぱりですよね!!!!」
うわぁそんな満面の笑みで見ないで!!断れない!!
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作者名:星まる。 | 作成日時:2024年1月9日 1時