彼氏が乙女心を知らないのだが【松田陣平】

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陣平「 遅せぇ 」




警視庁に戻ってすぐ、そんな事を言われる




『 コナンくん達が暗いのに歩いてたから、阿笠博士のお家まで送ってあげたの 』




陣平「 だったら一言連絡しろ。何かあったのかと思うだろ。」




『 はーい 』




それだけ言って、陣平は帰ろうとする




『 今日早いんだね 』




陣平「 あぁ 」




『 気をつけてね 』




そう言うと、手を上げて返事して帰っていく




『 ………萩原くん、ちょっといい？ 』




陣平が見えなくなったのを確認して、私は萩原くんに話しかける




研二「 いいよー 」




『 ………最近、あの人変だと思わない？ 』




研二「 あの人って、陣平ちゃん？ 」




『 うん……、最近やけに早く帰ってるし、何故か最近やけに優しいんだよね…… 』



研二「 優しいのはいい事じゃん 」




『 そうなんだけど……この間何でもないのに、好きかと思ってって言ってケーキ買ってきたんだよ！？今までケーキ食べたら、太るぞとか言ってた人が急に！』




研二「 それは確かに驚くけど…たまには素直になろうって思ったんじゃない？ 」




『 変なのそれだけじゃないの！今までお互いの家を交互に行ってたんだけど、急に家入れてくれなくなったの。怪しいと思わない？もしかしたら……浮気？ 』




だとしたら全て合点が行く




浮気をしていて、家に入れたくない。そしてご機嫌取りのために、優しくしている。




それしか思いつかない……




研二「 陣平ちゃんはそういうことしないって。きっと何かあるんだよ。だから陣平ちゃんを信じよう？」




『 ………うん 』

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