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side 松田陣平




『 ねぇ松田、今日の私どこか違うと思わない? 』




書類を読んでいると、恋人であるAに唐突にそう聞かれる。だが、もう驚きやしない。慣れというか、日常になっちまった。




陣平「 あ?ンだよ急に 」




パッと彼女に目をやると、案外近くに顔があって恥ずかしくなって、すぐに目を離す




『 ヒントは、首から上 』




あー…まつ毛上がってたな。なんて一発で気づく。なんなら、朝一瞬目に入った時に気づいていた。




いつもより目大きく見えて可愛いな、なんて心の中で思うが、素直になれなくて




陣平「 あー寝不足でニキビでも出来たか。いて"っ 」




なんて発言をしてしまう。そして案の定俺はいつものように殴られる。




『 正解は、ビューラーやってまつ毛が上がってるでした。』




やっぱり合ってたか、と1人心の中で喜ぶ。




陣平「 ンなもん分かんねえよ 」




『 美和子ちゃんは気づいてくれたもん。せっかく朝頑張ったのに…松田、私の事見てないんだね… 』




陣平「 あ"?見てるわ 」




発言とは裏腹に、朝から俺のために頑張ったのか……と心の中で喜ぶ。喜んでんの顔に出てねぇといいが




『 じゃあ気づかないのよ! 』




なんてやりとりをする。こんなこと俺達にとっては日常茶飯事だ。喧嘩をしたい訳じゃないが、怒る顔すらも可愛くて、つい素っ気ない態度をとってしまう。




美和子「 まぁまぁ2人共、そこら辺にしといたら?Aちゃん、これ目暮警部に頼まれたんだけど、手伝ってくれる? 」




仲裁が入り、俺達はまたお互い仕事に戻った。




研二「 陣平ちゃんって、本当に小学生男子みたいだよね」




隣の席で、さっきまでの一部始終を見ていたハギがそう言ってくる。




陣平「 お前それどういう意味だ 」




研二「 Aちゃんのこと大好きなくせに、いじめてばっかで、小学生男子によくありがちな好きな子いじめちゃうやつじゃん 」




陣平「 はぁ?誰があんなすぐ手に出すようなやつ… 」




そこまで言って黙る。たとえ冗談だとしても“ 嫌い ”だなんて言えない。




研二「 嫌いなの? 」




ハギはニヤついた顔で聞いてくる。100%俺をからかってる顔だ。




『 ……さっさと仕事しろ 』




研二「 否定できないんでしょ?そりゃあそうだよね、大好きだもんねー! 」




陣平「 …口より手動かせ 」




研二「素直じゃない男は嫌われるぞ〜?」




陣平「余計なお世話だ」

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カルーア - ごめんなさい。名前間違ってしまいました。 (2023年4月28日 23時) (レス) id: 12bbba78f7 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - ありがとうございます! (2023年4月28日 23時) (レス) @page6 id: 12bbba78f7 (このIDを非表示/違反報告)
りーこ(プロフ) - カルーアさん» それは素敵な幼馴染さんですね!これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月28日 23時) (レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
カルーア - うちの幼馴染に似てる、、、応援してます、頑張ってください! (2023年4月27日 23時) (レス) @page3 id: 12bbba78f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りーこ | 作成日時:2023年4月27日 22時

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