違った道の隻眼女6【坂田銀時】

第297話 ページ46

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銀時｢おぉぉお!!｣




貴｢っ、｣







重い一撃に歯を食いしばる




体格の差がさらに出てあの時とは違う重みだった






貴｢くっそ｣






互いの刀裁きなんて嫌ほど知っている



だが死角を的確につくこいつは私の調子狂わせた






神威｢Aっ!!｣



神楽｢よそ見するなヨ!!｣



神威｢邪魔だっ、｣







銀時の一撃をもろにくらった私は宙を舞った





神威｢Aっ、｣




貴｢大丈夫だっ！私はいいから…｣







木刀といえど、当たり所が悪かった




血を吐きながら体を起こし


向かって来ようとする神威にそう叫んだ






銀時｢…｣




貴｢なんだその顔…


まさか私に気でもあんのか？女々しい野郎だ


この期に及んでまだあの日を夢見てんのかァ？｣





ようやく立ち上がり



眉をしかめていた銀時にそう煽った






貴｢いらねぇんだよ…お前なんて……


さァ来いよ、銀時…

今のお前で私に勝てると思ってんのか…




白夜叉に戻ってみろよ！銀時ぃぃぃい！！｣





銀時｢てめぇ…｣






銀時の纏う空気が変わり




よりいっそう力の差がつく動きと力に




私は必死に食らいついた






今まで豆腐のようなやつらを切ってきた私と




仲間のため幾敵を切ってきたあいつとじゃ





一刀の重みが違うんだ






銀時｢くそっ…！｣






それでも私は…







万斉｢A。｣


来島｢A様!!｣


武市｢A殿｣


神威｢A｣




『A。』






貴｢銀時ぃぃぃい！｣



銀時｢Aっっっっっ!!｣

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