違った道の隻眼女6【坂田銀時】

第292話 ページ41

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神威｢それで？これからは俺たち別行動なの？｣





貴｢そうだ。



お前たちは私とは別の戦艦を狙ってもらう｣





神威｢ちぇー｣






同時に放たれた幕府の戦艦




面倒なことをやってくれる






神威｢じゃあさ、どっちが先に本物のしょー軍とるか

勝負しようよ｣





貴｢…あァ｣





神威｢よし、決まりっ｣







神威の遊びに付き合うことにして





私は万斉の元へ向かうことにした







貴｢……神威。｣




神威｢ん？｣







同じく阿伏兎の所へ向かうべく背を向けていた神威を呼び止める







貴｢……伊賀でな。｣





神威｢ふっ…なにそれー｣






そう鼻を鳴らす神威を見ていると



自然と笑顔になった






神威｢俺は強いヨ｣




貴｢…あァ。｣




神威｢フフン。





じゃあね｣






貴｢…………あァ。｣







ヒラヒラと手を振り神威はその場を去った





貴｢…………｣






つくづく、私は1人じゃないんだな＿＿＿






私を優しく迎えた鬼兵隊が意を決した顔つきで待っていた






貴｢…行くか。鬼兵隊。｣

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