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第256話 ページ2









振り返ったサングラス越しの目が鋭く光る





この人、本気で怒ってる.......







万斉「近くで見てきたからこそだ。




愛していると気づいても


互いを憎む気持ちは変わらぬことをAは知っている


そして互いを憎まねば自分達がなんのために戦ってきたか

なんのために失ってきたか見失ってしまうから





Aは真実から目を背ける。」







神威「.............」







万斉「Aは本当は分かっている。



何を憎み、何と戦うべきか。






だが認めてしまえば今までの血は全て無駄になる。


初代鬼兵隊を護るため、あの男を本当の意味で救うため





Aは戦わねばならん。



何が正しいかなんてしれぬ。



だが愛する者を斬る、愛する者に斬られる


Aが傷つくことに変わりはない


それでもあいつは戦うのだ。己が道を生きるため。




今どちらも護ろうと足掻いてるのはあの女にござる


そんなAの心境など拙者らが分かっていいものでは無い」








神威「だとしても、」







万斉「本当にAを護りたいなら



黙って見届けろ」








神威「違うでしょ。


今目の前で泣いてる好きな女ほっといて護ることなんてできるの?


アンタがAの何を知ってるか知らない。

俺が知ってることなんてほんの一部かもしれない




でも温もりを求めてるAは弱い。」







万斉「ならば頼めばいいでござるか



もうAを傷つけないでほしい」







神威「.............たとえ傷つくことになったとしても


俺はいくよ」








本当はAのところに行きたいって




強く握られたあの人の拳が言ってた







でもあの人は絶対に行かない






それは









神威「A。」








貴「.......。


なんだ、神威。」








嘘は下手でも自分を隠すのが上手いAが








貴「どうした?」








こうやって笑うからだろう

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たかすぎりた(プロフ) - 高杉銀時さん» 大変お待たせしてしまいました。温かいお言葉が支えになりました。ありがとうございます。これからまた頑張っていきます! (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 紫糸。さん» 長すぎる休息になってしまいましたが、支えになりました。どうかお楽しみください (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 空麦さん» どの作品も応援していただきありがとうございます。いつも癒しになっています。大変長らくお待たせしてしまいましたが、どうかお楽しみください (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 鈴音さん» 優しいお言葉に本当癒されました。大変長らくお待たせしてしまいましたが、どうかお楽しみください! (2022年3月10日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 紅桜 赤華さん» 全く同じでした。でも皆さんの温かいコメントでようやく戻ることができました。これからもよろしくお願いします! (2022年3月10日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた x他1人 | 作成日時:2019年4月29日 15時

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