違った道の隻眼女3【坂田銀時】

第110話 ページ14

・







「お兄さん、こっち寄ってかないかい？」





「綺麗な顔だね、一杯どう？」







貴「離せ………………」






腕にまとわりつく着飾った女に頭がクラクラする




人に酔った………





つかあちこちからする甘ったるい匂い……これも原因だな…









銀時「ほんとだー。


あいつが俺の横歩いたらみんなあっち行っちまうわー」






桂「銀時。目が虚ろだぞ」







辰馬「みんなぁ、この店ば行くぜよ！」







・・・






「どの子をご指名なされますか？」






んなこと言われたって誰でもいいんだが………





さっきの用なベタベタする女は嫌




じゃあこの大人しそうな






貴「ん」



銀時「ん」








か、被ったァァァああ！！





そういやこいつ、積極的な女はきらいって言ってたな…








銀時「まだ怒ってるの？酌だけだから、な？


お前以外興味ないって。」







と、コソコソ耳打ちしてくる銀時。



いや、酌だけなら………まぁ…許すが





この子以外はみんなアピールしてくる






「………私はこちらの方に買っていただきたいです」





貴「は、」








顔を赤らめ腕にひっついた女。





いや、さっきまでのクールっぷりはどこいったの？ツンデレ？








「お兄さんどこ出身でありんすか？」






貴「あ、ちょ、待てっ………」








グイグイ引っ張られ店の奥へと入っていく

第111話→←第109話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す