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第35話 ページ36

貴方side









河上「すまぬな。主にも手伝わせてしまって」







貴「いえ……………」









あの後倒れてしまった高杉様…






未だ苦しそうな寝顔に気持ちが沈む








河上「……晋助は時折左目から血を流す。



その時は決まって過去を振り返った時だ」







貴「……………………」








河上「あの時の記憶を強く呼び起こすと


古傷が今もなお晋助を痛めつけるのであろう」







貴「高杉様………………」







河上「そのたびにこうして倒れる。


それほどの痛みで神経を駆使するでござる。





だから深い心配はいらぬでござるよ

決して主のせいではない」








河上様はそう言っていたけれど







私が過去を掘り起こす発端になったのは間違いない……








貴「…………この方は…」







河上「…………鬼兵隊総督、死神、最も危険な男、過激派攘夷志士…。


晋助の異名を上げればきりがない…。





しかし、高杉晋助といえど、一人の弱い人間でござる。


前に晋助が屍を超えた時のように。」









貴「…………………消え、そう、ですね…」








河上「だからこの背中を守ろうと集ったのが我ら鬼兵隊…。



主もそのうちの一人でござる。


いつまでも他人行儀で遠慮していないで




この男にひかれた馬鹿者同士、仲良くやっておこうではないか」








貴「万、斉さん…………………」









河上「それでいい。




では拙者は待ち場に戻るが主も部屋に____________」








貴「いえ…。もう少しここにいます」








河上「…そうか。


しかし無理は駄目でござるよ。主も休め」








貴「はい。ありがとうございます」









そっと出ていった万斉さんを見送り





高杉様に布団をかけ直す









貴「いい、お仲間、ですね…………。」

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ユウ - 充分こちらの作品も神作でございます!涙しか出てきません! (2021年4月16日 23時) (レス) id: 3071a230ca (このIDを非表示/違反報告)
O T A K U★★(プロフ) - 泣いちゃいました……。今も、目の前が涙で潤んでぼやけてます……。 (2019年4月3日 23時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 中村千尋さん» 千尋様の楽しみの一つになれてすごく嬉しいです!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 未央さん» コメントありがとうございます!更新遅かったりしましたがこれからも頑張ります! (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - ののこさん» コメントありがとうございます(^O^)はい、色盲ですがこれからもちゃんと向き合い、頑張ります(^^)続編も楽しんでいただけるよう頑張ります (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年12月30日 23時

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