不法侵入者と地球平和5 新八side ページ7
銀さん達の会話を見守っていると突然声がしてきた。
声の聞こえた方へ目線を送ると沖田さんがポケットに手を突っ込んで此方を見ている。
すると、神楽ちゃんが光の早さで沖田さんの口を手でふさぎ路地裏へと連れ込む。
「クソサド!お前何やってくれるアルか!?」
「沖田さん!今良いところ何ですから邪魔しないでください!」
僕達が小声で怒鳴ると沖田さんは訳が解らず頭にはてなを浮かべる。
「どういう事でィ」
と、聞いてくるのでこれまでのことを洗いざらい吐き出すと沖田さんはお前ら頭大丈夫か?的な視線を送ってきた。
「ほ、本当なんですよ!」
またもや小声で言うと神楽ちゃんが僕の肩を叩いてきた。
「言葉で言っても無駄ネ。まずはアイツを呼べばいいヨ。」
そう言って「神様ー。」と叫ぶと路地裏近くの窓からずいっと出てくる。
「なんだい?」
「貴方は窓からしか出入りできないんですか!?」
沖田さんはまだポーカーフェイスを壊さずに神様を見つめる。
「おい。サド見ろヨ。これが神様アル。」
そう言って神様を親指で指す。
神様は「これとは失礼だな〜。」と言って窓から降りてきた。
「神様、説明してあげてヨ。」
そう言うと神様は軽い返事をして沖田さんに説明すると、沖田さんもまだ半信半疑だが信じてくれた。
「ということは旦那と姐さんをくっつけさせたらいいんですねィ。」
「とりあえずそんなとこです。」
そんな話をしていると神様が「じゃ、僕は戻るね〜。」と言って窓から出ようとするが神楽ちゃんが「もう帰っちゃうアルか?」と聞くと神様はとんでもない事を言い出した。
「だって!E.T.見てたんだもん。」
「え?何。天界にE.T.あんの?」
珍しく沖田さんがツッコむ。
「タイミング悪いよ〜。指先が映ってるところで一時停止しちゃったよ。もう先わかっちゃってるよ。」
「指先と指先。くっつけるんですよね?」
「そそ。で、光るやつ。」
「なら仕方ないアルな。じゃあナ。」
神楽ちゃんがそう言うと神様はじゃ。と言って窓から消えて行った。
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96cm(プロフ) - あおいさん» いちいち教えてくれてありがとうございます!わかりました!見てみますね! (2017年5月14日 16時) (レス) id: 6c8bc4981f (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すみません!僕運命の人ですというのは最近やってるドラマですよ土曜日にやってるので良かったら見てみてください (2017年5月14日 16時) (レス) id: 265f34f8ca (このIDを非表示/違反報告)
96cm(プロフ) - あおいさん» はい!ありがとうございます!その、「僕運命の人です」という小説があるのですか?もしそうでしたらごめんなさい! (2017年5月9日 16時) (レス) id: 6c8bc4981f (このIDを非表示/違反報告)
あおい - とてもよかったですこれからも投稿頑張ってくださいこの話は僕運命の人ですに似せたものですか? (2017年5月9日 16時) (レス) id: 265f34f8ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 x他1人 | 作成日時:2017年5月3日 19時