五条家の守り人 参

第132話 次は〜真人side〜 ページ45

真人side

漏「フーッ」

真「あ！！いたいたー！！漏瑚ー！！」


ーバッシャーン！！


あ〜、気持ちぃ〜♪

漏「っ…」

夏「呪力は大分戻ったようだね」

漏「まぁな。ここは居心地がいい。人間共も寄りつかん」

真「肉体がないのも考えもんだよねー。自己補完の効率も悪いし」

漏「…真人、オマエも随分と消耗しているな」

真「あ、バレたー？宿儺と器、アイツら天敵でさぁ…たまたま手に入った玩具から始まった遊びだったけど、なかなかうまくいかないね。やっぱり人質とって、ハッキリ“縛り”作らせるべきじゃなかった？」

夏「いや、縛りはあくまで自分が自分に科すものだ。他者の介入や他者間との縛りは簡単ではないよ」

真「…」

順平の形を変えず、普通に致命傷を与えれば良かったかな…

真「漏瑚、宿儺に触れて分かったけど、とりあえず夏油のプランを軸に進めていいと思う。宿儺にはそれだけの価値がある」

漏「指を全て集め、宿儺に献上する…か。結果、儂らが全滅してもだな」ニヤ

あ、分かってたんだ

漏「いいだろう…100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない。呪いが人として立っていればそれでいい」

夏「じゃ、まず高専の保有する6本の指を回収するよ」

漏「必要か？術師は、宿儺の指を取り込ませるために、虎杖悠仁を飼っているのであろう？」

夏「高専上層部は、虎杖悠仁の器としての強度を計りかねている…何本目から暴走するかとね。例外を除いて取り込ませるのは、全ての指を揃えた後さ」

漏「例外？」

夏「五条悟だよ。アイツはすぐに取り込ませようとする派だ」

漏「確かに…しかし、それまで待てないだろ？」

夏「最悪、虎杖悠仁が上に消される可能性もある」

漏「虎穴に入らずんば…か。さて、どうしたものか」

夏「手は打ってある。そのために手持ちの指を高専に回収させたんだから」

真「ねえねえ、五条Aはどうすんの？」

夏「今回の目的は別にある…が、可能なら連れてきてもらいたいね」

真「ふーん…」

夏「それに君、五条Aにもかなり手酷くやられたんじゃないかい？」

真「あ、バレた？笑」

夏「彼女は、並の術師とは違うからね。注意しといた方がいいよ」

真「はーい」

五条A…

君はもっともっと成長するだろう



真「次こそは俺がちゃんと潰してあげるからね？」ニヤ


会えるのが楽しみだなぁ♪

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