五条家の守り人 参

第123話 確実に祓う ページ36

Aside

ータタタタタ


移動術式を使いたいけど、相手は特級

極力、移動での呪力消費は避けたい

速く…もっと速く！！


ーゴチュゴッグシャグチャアアア！！！


主「！！」

虎「…」

主「悠仁くん…！」

虎「あああああ！！！」


ーシュン


虎「！？」

主「悠仁くん！！後ろ！！」

真「…イヒ(笑)」

だめ…間に合わない！！

主「悠仁く＿＿＿＿」





ーギィン！！


虎「ナナミン…！！」

主「七海さん！！」

良かった…

主「あの…」

七「説教は後でします。現状報告を」

虎「順平を助けられなかった…」

酷く悔しそうな顔をして、告げる悠仁くん

どこまでも他人のことを思える…

やっぱり優しい男の子だ

七「まずは君達の体のことを＿＿＿＿」

虎「俺は平気。いっぱい穴、空いてっけど」

主「それって平気じゃないよね(汗) 私も全然大丈夫です」

七「…平気の意味知ってます？」

主「知ってますよ？」

七「虎杖くんもですが、Aさん、あなたもかなりボロボロですよ？」

主「あー…ちょっとあの呪霊に捕まっちゃって、その時に制服がボロボロになっただけです」

七(頭から血を流しているのに、本当にこの子は…)






真「なんだ。ピンピンしてるじゃん、七三術師。お互い無事で何よりだね。ハグでもするかい？」ジワッ

七「！！ Aさん、あの鼻血は？」

主「悠仁くんが殴った時のです」

七「いつ？」

虎「いっちゃん最初」

七「奴の手に触れましたか？」

虎「うん」

七「私の攻撃は奴に効きません」

虎「は！？なん…」

七「理由は説教の時に」

虎「は、はい(汗)」

七「しかし動きは止められます。お互いが作った隙に攻撃を畳みかけていきましょう…Aさんもいいですね？」

主「はい」

絶対に＿＿＿＿





七「ここで確実に祓います」

虎・主「「応！！/はい！！」」

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