五条家の守り人 参

第104話 質問 ページ17

Aside

虎「アレ？今ちょっと揺れた？」

吉「そうだね…震度2くらい…？」

主「…」

いや、今のは…

気のせいなのかな…

それより＿＿＿＿

主「…伊地知さん、電話出ないなぁ」

さっきの作戦で籠から出したもう1匹の蠅頭を追いかけてくれてるしなぁ…

文句は言えない

虎「もう俺達が聞いちゃおうよ。でも馬鹿正直に聞いていいもんなの？」

主「うーん…」

あんまり高専のことについて言うのは良くないけど…まぁいっか！

主「何かあったら私が責任取るよ。聞いちゃおう！」

虎「…」

そう言った私を見て、キョトンとしている虎杖くん

主「どうしたの？」

虎「いや…」

主「？」

虎「今の感じ、五条先生に似てるなーって思って」

主「え？似てた？」

虎「うん。やっぱり従兄妹だから？」

主「そうなのかな…」

性格まで似てきているとは…

気をつけないと！！





悟「ブェクッション！！…なんか今、すごいディスられた気がする！！」





虎「とりあえず、聞いてみようぜ！」

主「そうだね」

虎「なぁ、この前オマエが行った映画館で人が死んでんだ」

吉「！」

反応あり…

虎「なんか見なかった？こういうキモイのとか」

吉「いや見てないよ？そういうのハッキリ見える様になったの最近なんだ」

虎「そっかぁ…」

主「…」

嘘…を言っているようには見えない

本当のことだろう

主「そうですか…なら、もう聞くことはありませんね」

吉「えっ、もう？」

主「でも、私達が待ち合わせしている人が来るまでは待ってもらえますか？」

吉「は、はい」

虎「なぁなぁ、映画館で何観てたの？」

吉「昔のリバイバル上映だから言っても分かんないよ？」

虎「いーから！いーから！」

吉「『ミミズ人間3』」

主「ああ…」

吉「五条さん見たことあるの？」

虎「意外！」

主「ある人が怖がる私を面白がって見せてきたのよ…」

虎「あー…(汗)」

私の呪力が安定しなかった時のトレーニングで悟くんと一緒に見たけど、号泣する私を見て喜んでいた

今思うと、かなりムカつくな…

主「…いつか仕返ししてやる(怒)」

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