脆くて甘くて苦くて【IV】 (ページ26)

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結局、ふっかのご要望通りにラーメンを二人で食べて夜道を手を繋いで帰ってきた

「お邪魔します」

深澤「ん、どーぞどーぞ」

ふっかの家に入るのはもう何ヶ月ぶり、とかでそれだけでじーんときちゃう。

深澤「 A？入んねーの？」

「ん、入る」

深澤「お風呂沸かしてくるね」

靴を脱ぐ私の頭をぽんぽんと撫でてくれるふっかの手を控えめに掴んでぎゅっ、とだいすきなその身体に抱きつくと

深澤「 …うおっ、どした？」

「抱きつきたくなった」

少しの沈黙後小さなため息と共に

深澤「 ………おれ、これでもめちゃくちゃ我慢してんのよ？わら」

なんて声が聞こえる。

そのままふっかの手も背中に回されて玄関で二人抱き合うなんておかしな状況

「 ………ん、もう大丈夫。ありがと」

少し恥ずかしくなって慌てて離れようとするも今度はふっかの力が強まっちゃって、

深澤「おれが大丈夫じゃないんだけど～」

「ん？」

深澤「お風呂入れんの後ででいっか」

深澤「ちょっとAちゃん補給させて」

一旦離された身体はリビングに連れていかれてソファに座るふっかの上に向かい合わせに座らされる。

………なにこれ、恥ずかしすぎる

深澤「んふふ、顔真っ赤じゃん」

「 …うるさい」

深澤「かぁいいねまじで」

「ふっか前までそんな甘々じゃなかった、」

深澤「嘘。おれ結構お前には言ってたよ？可愛いって」

てか、なべにめちゃくちゃ言ってたわ。わら
A可愛すぎてやべ～って、なんて嘘かホントか分からない言葉にもドキドキしすぎて胸が痛い

ゆっくりと顔をあげると優しい顔をしたふっかが私の髪の毛をクルクルして遊んでいてどちらからとも無く顔を近づけて重なる唇

「 …………ん、」

深澤「 Aべーして、」

「 …んっ、…………んぁ、」

ふっかの低い甘い声が耳元でして口を開くとふっかの舌が口内を好き勝手に暴れるから、

「っん、ふっか、……っん、ぁ、」

深澤「 ………はい、しゅうりょ～」

「 …え」

深澤「何物足りなさそうな顔で見てんの。わら」

……そんな顔してたっけな、

ふっかから少し顔を離して下を向くと心做しか少し大きくなってるふっかのモノ。

深澤「これ以上したらおれもう我慢できなくなるから。わら」

私の頭を撫でてそう笑うふっかにぎゅうっと抱きついた

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