#脳内は阿鼻叫喚 ページ7
二クラス「申し訳ございません…」
『いえ、全然大丈夫です。』
二クラス「そういえばこの後はどうする予定ですか?」
え、お前自分の妹に手を出す気!?
『それは……えっと…』
やだぁ…言いたくない…
二クラス「!失礼しました、初対面の方に聞くことじゃ無かったですね…」
落ち込んでもイケメンかよクソが、もう失せろ
『いえ!全然大丈夫ですよ、それでは。』
食い終わったから金払って帰るか。
てかお兄上なにも食べてないじゃん。
…取り敢えず行くか。
『…失礼します。』
パンドラ「あー!アリシア様!遅いですよ〜」
『すみません、これからは気を付けます。』
パンドラ「よろしい!それでは取り敢えず一回弾いてみてください。」
『はい。』
そう!パンドラさんからの依頼とは立食パーティのBGMを弾くことです。
…まあ稀にはそれがメインになることもあるらしいですが、大丈夫ですよね。
黒白分けられた鍵盤に手を伸ばす。
そして押し込む。
決して叩かないように、音の大きさが平等であるように。
単調長調など特別ではなく、ただ楽譜通りフォルテ、ピアノ、メゾフォルテ、と順を合わせ、
ハニホヘトと弾く、凡人には線と丸に見えるだろう楽譜のグチャグチャした和音も綺麗に翻訳して
アレグレットの言葉に見合うように、弾く。
120のリズムで四分の四拍子を刻み、終わるまでずっと崩さない。
これは前世からずっと頑張っていたことだった。
そんな事をしているうちに元曲の音は薄れ、
そして戻り、転調を迎えて終わる。
『…はい。』
パンドラ「流石アリシア様ですね!!完璧です!」
『帰っても?』
パンドラ「えー…せっかく早めに出したんですからもっと演奏していってくださいよ〜」
『いや、断ります。』
パンドラ「もう…」
私は部屋に戻ろうとホームに出て、
…出たんですよ。
…ッッアレが出たんですよ!!!!
二クラス「あ、キャロルさん…奇遇ですね、立食パーティの会場から出てきたみたいですが」
『…はい、二クラスさん、すこし関係者なだけですよ。』
二クラス「そうだったんですね。」
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←あっはは、作ってたキャラが崩壊してきたよ
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