Blue and sweet * :ﾟ

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しっかり眠たくて布団に入るのにやはり、様々な言葉やシーンを思い出してしまって

明日のことを考えると辛くて、辛くて仕方ない。



今日も行こう。
もう明日は12月だ。




やはり、この明るさは心地いい。
賑やかで、視覚も聴覚も情報量が多く入ってくるから不安がかき消されていく


最近…と言っても1週間くらい、ゆうきさんにはあれ以来会っていなかった


またと言ってくれたからてっきりすぐ会えると期待したけどそう上手くはいかないらしい。


今日も彼はいない。

ベンチ座ってぼーっとネオン街を見つめる






「あおか？」


「は、いっ」


「なんか久しぶりじゃな」


前に話した時も思ってたんだけど博多弁ではない訛り。
私の様に上京してきたのかな…


「ゆうきさんは、」


「呼び捨てでええよ、普通に友達と話す感じ？俺らに上も下もないから」


たぶん、年上だと思うんだけど…いいというなら、いいか…


「ゆうきは、どうしてここに来ているの？」


「んー飲みに行って解散して、冷静になっていろいろ切り替えするのに、ちょうどいいからじゃなあ」


少し似ている。

私の場合は切り替えという言葉を付けようとは思っていなかったけど、
心を落ち着かせるのにはぴったりだ。



「あおかは？」


「…わたしは、眠れなくて」


「え」


「明日の仕事のとか、考えちゃうと眠れなくて…いつもここ来てネオン見つめている」


「夜は怖い？」

まさかの質問に頭を巡らせた、これはとても深みがあると思うの


「夜…っていうより、寝たいのに眠れなくて辛い」そんな曖昧な言葉を言ってしまった


「泣いた？」


「え、あ…いや」


目腫れてたのかな、擦ったっけ
跡残ってる…？


「いつもひとりで泣いてん？」肩に手を置いて私の顔を覗くゆうきの綺麗な顔。


だめだ、だめ、
こういう寄り添ってもらえるの慣れてないから些細なことで泣いてしまいそうになる。


「人前では泣きたくなくて…」


「恥ずかしい？」


「泣いている人を見て恥ずかしいとは思わないけど…」


「あおかの周りもそうだと思うんじゃけどなあ」


「ゆうきは泣いたことある？」

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