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ななじゅーよん ページ26

「森くん、ごめんなさい…」




「それは何に大して?」




全身から汗が吹き出ていて、なのに手は冷たくて血が通っていない感覚





「隠し事、たくさんして…」
 




いっぱい言わなきゃいけないのに全然うまく話せない



もう泣きそう





「こっち見ろって」





森くんと目を合わせられていなくて無理矢理頬を掴まれて向かされた




「痛っ……!」




昨日は湿布もせず寝てしまったから腫れはあまり引いてなくて切れた唇も治ってなくて…


森くんはぱっと離してくれたけど




「 なあ、それどうしたん?何で話してくれなかったん?

俺そんなに頼りない?浅村さんの方が頼りやすかった? 」



「ちがう…」




森くんを想ってやったことが森くんを傷つける結果になっているんだ






「違くないやろ?俺ほんまに何も知らんかった。



ま、よかったやん。
ずっと浅村さん好きやったみたいやし」




スマホで雑誌の写真を見ているのか





「どの服も見たことない。めちゃ張り切ってるやん」




違うんだって、森くん

いつだって私は森くんに見て欲しくて、そのことしか考えていないのに…

 

でもそんなこと今言っても、なんて思って考えていれば





「話にならんわ」





下しか見てない私、


行かないで、まだ何も話せてない、




強張っている体を動かして背を向けて出て行ってしまう森くんの手を握る






「ま、って……!」




「そっち痛いから離して」




「ご、めん…」




うっかり左手を掴んでしまった





「ごめん…本当に浅村さんとは何もなくて、」




「浅村さんの部屋に泊まったんやろ」




「え、」



嘘を吐こうと思ったんじゃなくて




「もうええから」





「、まって…」





「もう待てへんから…!」





思いきり振りほどかれてあまりの力の強さに靴箱に腕を打ち付けた





「俺毎日でもあおに会いたいと思ってたしずっと傍にいてほしかった。

あおのために頑張ろうってほんまに思ってた」





森くんは一瞥もせず



ポケットから鍵をだして静かに置いていった









「ごめんなさいっ、森くん…、、」






ドアが開いたまま、ぺたっと座り込んだ




涙が止まらなくて、




いくら謝ったって届かない






どうして、こんなことに、って嘆いて








全部悪いんでしょ?って自分が言っている

ななじゅーご→←ななじゅーさん



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ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» 愛読ありがとうございます!これからもよろしくお願いします* (2019年12月8日 16時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく楽しんでます!更新されてるのが分かるとワクワクしながら話しみてます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 182a43e907 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます( ;∀;)引き続き楽しんでいただければ嬉しいです* (2019年10月20日 1時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです!この後の展開がすごく気になります(><) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 86590ef639 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - eri0424さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年10月15日 10時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶ る ー か | 作者ホームページ:http://semi.karasu  
作成日時:2019年8月19日 11時

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