成り代わりは知っている

〃 ページ28

目を覚ます。

部屋はとても暖かくなっていて。あったかい風が私の髪をゆらす。
風がきた方を見ると暖房がついていた。





足が重く感じたので下を見ると
もとのサイズにいつの間にか戻っている和臣と和典が私の足に引っ付いていて。
多分小さい時に抱き枕代わりに私の足を使ったのか。

そしてその和臣の横に早乙女、和典の横に若王子。
2人は私の履いているブーツの紐を握っていた。あ、脱ぐの忘れてた。





私の腰に抱きついている貴和と翼。私の腹を枕にしてたみたい。おいこら。
火影と美織は私の腕に抱きついていた。

みんな覚えてる？今のサイズはもとのサイズなんですね、はい。




とてつもなく重い。
8人だぜ？8人。しかもそのうち4人は高校生で。
とりあえず退けよって事で左足の和臣をふりはらう。あ、蹴りはらう。
それでも起きない。



そして叫んだ。
「起きろよ！！！」

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